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槇尾山 施福寺

  • tootake
  • 16 時間前
  • 読了時間: 6分

更新日:12 分前

第847話


先日、西国三十三番札所の槇尾山施福寺(大阪府和泉市槇尾山町)に行ってきました。この施福寺は西国三十三番札所の中で最も過酷な場所にあります。本堂まで30分ほどの登山をしないといけません。


最近、西国三十三番札所は、邪馬台国、台与、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王=難升米と深く関与死していることが分かってきました。


どうしてこの場所に寺を建てたのでしょうか。そして、どういう風にウツシコオ、台与と関係があるのだろうかを考えてみました。


先達さんが解説してくれたところ、この槇尾山に降った雨は、大阪、和歌山、奈良の3か所に流れるそうす。分水嶺ということです。そういえば台与は水分姫(みくまり)でした。

このブログでは、水分姫は水銀の神としていますが、台与は水、稲作の神でもあります。

この槇尾山施福寺の近くには滝畑ダムがあります。台与が槇尾川の治水を行ったかもしれません。


紀伊続風土記によると、「弘法大師は槇尾山で修行中、弁財天を信仰し日参していた。高野山を開いた後も月に九度、槇尾山に参詣した。しかし、ある日のこと、九度山まで下りて来た時、吉野川が増水し、渡河に困っていたところ、弁財天が現れて、この地に我を移し祀れと告げたと云う。弘法大師(空海)* はこの山に弁財天*を移して祀り、槇尾山の篇額を掲げた。この時より社を槇尾山明神社と云い、傍らに別当寺を建立して槇尾山遍照寺と名付けた」と記されています。

*弁財天は台与です。~第705話:竹生島神社・宝厳寺 ~琵琶湖 第341話:卑弥呼は、市杵島姫命2

*空海は延暦12年(793年)、20歳の時に槇尾山寺において勤操を導師として出家剃髪し、沙弥戒を受けたとする伝えがある。空海の当地における出家剃髪は史実とは認めがたいが、空海が唐からの帰国後、都に戻る直前の大同4年(809年)頃、当寺に滞在した可能性は別の史料から指摘されている。


そして、この槇尾山施福寺には、方違大観音や馬頭観音など他では見られない仏像がいくつもあります。中で最も、方違観音は、悪い方角を良い方向に変えてくれる日本唯一の仏像です。方違観音は、「方違え」のご利益を持つとされています。方違えとは、凶とされる方角を避けるために目的地に向かう際に方角を改める習慣を指します。この観音像は、日本国内で唯一の存在とされ、多くの人々が新築、転勤、転職、旅行などの祈願のために参拝しています。


「方違え」については、このブログで、いくつかの記事を書いています。


・大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町にある方違神社の祭神は、須佐之男神・三筒男神・神功です。~第177話:方違神社~大阪府堺市

・城南宮の祭神は、 祭神は真幡寸大神こと応神天皇=台与です。

    第178話:城南宮~地球幾何学9

第505話:大将軍・艮の金神では、方角(方位)の神:大将軍は、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であると書いています。


今回の槇尾山施福寺にある方違観音もウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王に由来するのではと思ってしまいます。


ちなみに槇尾山施福寺のあるのは大阪府和泉市です。和泉は泉の国です。

泉という地名と台与の関係については、下記のような記事を書きました。


このブログを書いているうちに、西国三十三番札所はと邪馬台国と重なることが分かってきました。

第一番  青岸渡寺→第543話:熊野の神々は、、、    

第二番  紀三井寺:名草 →第590話:彦狭知(ヒコサチ)の物語2

第三番 粉河寺第 →第768話:長髄彦と粉河寺~那賀郡

第五番 藤井寺 → 第794話:葛井寺と王辰爾

第六番 壷阪寺 → 第796話:壺阪寺と台与

第七番 岡寺 →  第795話:岡寺と台与(豊)

第八番  長谷寺 → 第666話:元伊勢(13)~長谷寺・與喜天満宮

第九番  南円堂 → 第793話:空海(6):虚空菩薩

第十番  三室戸寺 → 第723話:三室戸寺~宇治(莵道)

第十八番  六角堂(頂法寺)→第519話:六角堂と平安京

第二十二番 総持寺 →  第823話:総持寺幻想~大阪府茨木市

第二十四番 中山寺→第706話:中山寺・清荒神・売布神社~宝塚市

第二十七番 書写山円教寺→第843話:弁慶 大物(だいもつ)・書写山

第三十番   宝厳寺(竹生島)→第705話:竹生島神社・宝厳寺 ~琵琶湖

第三十一番 長命寺 → 第709話:hidemaru3375.com/post/長命寺:武内宿祢と聖徳太子

番外 元慶寺(山科)→第720話:毘沙門堂~京都市山科


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<補足>

縁起には役小角(役行者)、行基空海(弘法大師)などに関わる伝承もあります。役小角については、彼が自ら書写した法華経の巻々を葛城山の各所の秘密の場所に埋納し、最後に埋めたのがこの山であったことから巻尾山(槇尾山)の名が付いたされています。


第792話:空海(5):天才

・行基~このブログは、邪馬台国が大阪府枚方市であることを証明するために書き続けています。卑弥呼の後を継いで、邪馬台国の大王(おおきみ)となった台与の後をたどっているうちに行基に出会いました。行基も日本各地で治水工事を行っています。最近では、第727話:hidemaru3375.com/post/山崎橋と邪馬台国でも行基の事を書いています。


 これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>





方違観音(著者撮影)

ree

 
 
 

5件のコメント

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tootake
2時間前
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ゲスト
5時間前
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tootake
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
10時間前
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tootake
16時間前
5つ星のうち5と評価されています。

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程

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