竹生島神社・宝厳寺～琵琶湖

tootake
6月6日
読了時間: 5分

第７０５話　＃行基　#浅井比売命

琵琶湖には、西国三十三番札所である宝厳寺（ほうごんじ）や都久夫須麻神社（つくぶすまじんじゃ：竹生島神社）があり、観光名所ですが、実は無人島です。

神職、僧侶、土産物店の人達は船で通勤されており、誰も住んではいないのです。

都久夫須麻神社の祭神は、市杵島比売命（イチキシマ姫）、宇賀福神（うがふくじん）

浅井比売命（あさい姫）です。

・市杵島姫命は、台与です。～第６０２話：宗像三女神と三筒男は、、、

・宇賀福神（うがふくじん）は、宇賀神でお稲荷さん＝台与です。第４３５話：大宜都比売（おおげつひめ）は台与

・浅井比売命（アサイヒメ）は、承平縁起はこの女神のみを竹生島神社の祭神としており、初期から存在した唯一の神と考えられています。

＜浅井比売命の伝説＞

夷服岳（伊吹山）＝多多美比古命（タタミヒコノミコト）が姪にあたる浅井岡（金糞岳比定）の浅井比売命（アサイヒメノミコト）と高さ比べをし、浅井岡が一夜にして高さを増したので、負けたタタミヒコノミコトが怒ってアザイヒメノミコトの首を斬ったところ、その首が湖に落ちて竹生島になったという。首が沈む時に「都布都布（つふつふ）」という音がしたので「都布失島」という名前になった。また、行基＊が来島して仏道修行の場としたとき、神に誓願して竹杖を立てたところ竹が繁茂したので「竹生島」と呼ぶようになったという伝承もあります。また、承平縁起によれば、日本の国土がまだ固まっていなかったとき、大己貴命（オオナムチ）と久延産命（クエヒコ）は龍神に命じて、国土を五つの神杭に結んだといいます。この五つの神杭とは富士山・金華山・江ノ島・厳島・竹生島であったといわれ、つまり、竹生島は日本の、すなわち「ヒノモトツノクニ（日本津国：霊之本津国、霊の元つ国）」の根源の一つであったといいます。

この伝説により、浅井比売命が台与であることがよくわかります。

・金糞岳の周辺には製鉄遺跡があります。台与は鉄の神でもあります。～第４９０話：日置氏と製鉄と台与（豊）～枚方市招堤第２１６話：五十鈴姫は鉄の神

・大己貴命（オオナムチ）は台与です。～第５６２話：大国主：創られた神

・久延産命（クエヒコ）は台与です。～大神神社を探る（13）～久延彦神社

・金華山～第４７６話：金華山と百済王敬福

そしてまたまた、行基が登場しました。

このブログでは、観音信仰と台与というシリーズ記事を書いていたのですが、台与の関与する地にはかならずと言ってよいほど、行基が登場するのです。

＊行基は毎回のこのブログに登場しています。～第６３４話：観音信仰と台与（7）~慈愍山観音寺（千葉）、野崎観音（第６３０話）・嵐山（第６２９話）の宝輪寺の堂塔を建てたのも行基です。行基は、台与（豊）と同じように大阪南部に多くの農業用のため池をつくりました。～大阪と邪馬台国：美木多（堺市南区）

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

＜蛇足の追記＞

・「都布都布（つふつふ）」という音がしたので「都布失島」という名前になったというのは、全くの作り話です。竹生は、竹は建で、生は部で「竹生」は「建部」です。

建部（たけべ）は、ヤマトタケルに関連する名称ですが、ヤマトタケル自身を指す言葉ではありませんが、日本書紀によると、ヤマトタケルの死を悼んだ景行天皇＊が、その功績を称えて「武部（建部）」という軍事氏族を定めたとされています。この建部氏族は、朝廷直属の軍事集団として機能し、ヤマトタケルの名を受け継ぐ形で存在していました。

ヤマトタケルは台与です。～第４３９話：ヤマトタケルは台与

・市杵島姫命は弁才天として祀られています。弁才天はアメノウズメ＝台与です。

弁財天（サラスヴァティ）とアメノウズメ（天鈿女命）は、芸能や知恵に関わる神として共通点があります。弁財天はインドの水の女神であり、音楽や学問の守護神として知られ、日本では財運や芸能の神としても信仰されています。一方、アメノウズメは日本神話に登場する芸能の女神で、天岩戸神話で踊りを披露し、神々を笑わせて世界に光を取り戻したことで有名です。

この二柱の神は、芸能や知恵、表現の力を象徴する点で共通し、日本では弁財天がアメノウズメと習合されることもあります。特に江ノ島の弁財天は「裸弁財天」として知られ、アメノウズメの奔放な踊りと重ねられることがあるようです。

・近江の浅井といえば、浅井長政、その長政に嫁いだのが織田信長の妹：お市の方

つまりお市の方は浅井の姫です。都久夫須麻神社も祭神は市杵島姫命。お市の方は市杵島姫命＝浅井比売命です。→嘘（冗談）です。

※これまでの記事はこちらです。

※このブログは、御牧国（ミマキ国）が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝：古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

　～古事記、日本書紀の作者（編纂者ではない）たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ（津田の王）＝ウツシコオ（内色許男命）＝難升米、卑弥呼＝天照大神、台与（豊）に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ（饒速日）とナガスネヒコ（長髄彦）