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城南宮~地球幾何学9

tootake

第178話


前回の方違神社と同じように、私の住む地域では、古くから、住まいを清める御砂や方角の災いを除く方除御札を城南宮で授かる習慣があります。城南宮は平安遷都の際に国常立尊を八千矛神と息長帯日売尊に合わせ祀って創建されました。城(平安京)の南にあることから「城南神」と呼ばれています。

*八千矛神、またのご神名を大国主命(おおくにぬしのみこと)

*息長帯日売尊、またのご神名を神功皇后(じんぐうこうごう)


ということは、邪馬台国の時代とは全然時代が違いますが、この城南宮は元々は真幡寸神社(まはたきじんじゃ)だったそうです。 祭神は真幡寸大神こと応神天皇。当初、深草の地にあった神社で、創建は神功皇后摂政3年(203年)、神功皇后の三韓征伐の際に船上に立てた旗に神功皇后・八千戈神(大国主神)の神霊を添えて奉斎したのに始まると伝えられています。永享10年(1438年)に稲荷山の山頂にあった稲荷の祠を麓の藤尾に遷座(現・伏見稲荷大社)し、その地にあった藤尾社を藤森に遷座(現・藤森神社)し、そのため、藤森の地にあった真幡寸神社を現在地に遷座したといいます。その後、どうやら城南宮と一体化したようです。


真幡(マハタ)の(ハタ)とは船上に立てた旗(ハタ)のことでしょう。

応神天皇は大彦=大国主をモデルに創作されたとういうのが私の持論です。神功皇后のモデルは卑弥呼というのが通説です。大国主は、大彦 ~出雲は三島

陰陽道では方位の吉凶を司るのは、大将軍とされています。大将軍は、八将軍(はっしょうじん)の一人です。なぜ”八”かというと牛頭天王こと素戔嗚の子が八人いたからです。

素戔嗚尊の8人の子供とは八島篠見神、五十猛神、大屋比売神、抓津比売神、大年神(饒速日)、宇迦之御魂神、大屋毘古神、須勢理毘売命(市杵島姫命=マシタ姫)です。いわゆる五男三女神の八王子です。

八幡をヤハタと呼ぶのもここから来ているのです。大将軍とは、彦=国主のことでしょうか。


勿論、城南宮も仁徳天皇陵→牧野車塚古墳男山八幡の一直線上にあります。神功皇后、応神天皇(誉田別尊)、新羅遠征といったキーワードに加えて方違(ほうい:かたたがえ)がこの一直線と関していると思われます。


※これまでの記事はこちらです。

※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。


城南宮のしだれ梅と落ち椿


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tootake
Dec 18, 2023
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百済三書

『日本書紀』に引用されている逸文からわかる範囲では、近肖古王から威徳王の15代にわたる200年近い歴史の記録が記されている。古い記録を扱っている方から順に『百済記』、『百済新撰』、『百済本記』となる。井上光貞は『百済記』は物語風の叙述が主で、『百済新撰』は編年体風の史書、『百済本記』は純然たる編年体史であったと推定している[1]。人名も多く載っており、その中には『百済記』に見える職麻那加比跪(しくまなかひこ)を千熊長彦に、沙至比跪(さちひこ)を葛城襲津彦にというように、『日本書紀』編者によって日本側の史料に現れる人物に比定される者もいる[2]


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tootake
Dec 16, 2023
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石津神社所在地大阪府堺市堺区石津町1丁15-21位置北緯34度33分15.8秒 東経135度27分44.1秒座標: 北緯34度33分15.8秒 東経135度27分44.1秒主祭神八重事代主神 大己貴神 天穂日神社格式内社(小)創建伝・孝昭天皇7年8月10日(紀元前469年)本殿の様式春日造例祭10月4日、5日地図 石津神社 石津神社 (大阪府)テンプレートを表示石津神社(いしづじんじゃ)は、大阪府堺市堺区石津町にある神社和泉国式内社石津大社とも呼ばれる。「日本最古の戎宮」と称している。えびす神は一般的に耳が遠いとされており、石津神社では本殿横に木槌で叩いて願い事を唱える板が設置されている。大祓(おおはらえ)の時期には茅の輪が備えられる。 歴史[編集] 社伝では、八重事代主神が五色の石を携えてこの地に降臨したとしており、そこから石津の地名ができたという。孝昭天皇7年8月10日に勅願により創建されたという式内社石津太神社(いわつのおおじんじゃ)に比定されている。石津太神社については、同市西区浜寺石津町中の石津太神社(いわつたじんじゃ)

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tootake
Dec 15, 2023
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