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青葉山松尾寺:投馬国と邪馬台国

  • tootake
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

第1088話~馬と船


前回:成相寺(2):梵天と小野小町で書いた成相寺に引き続き、同日に、松尾寺(まつのおでら)に行きました。ここのご本尊は馬頭観音菩薩です。西国三十三番札所の中で馬頭観音菩薩がご本尊なのはここだけです。


青葉山松尾寺はご本尊の「馬頭」という名称から、民間信仰ではの守護仏とされており、競馬で一発当てたい方々の参詣も少なくないとのことです。


先達さんの話では、遭難した漁師が流木につかまって岸までたどり着くと、その流木はに変身し松尾山を駆け上ったという伝説もあります。

漁の最中、嵐に巻き込まれた漁師・春日宗太夫が馬頭観音の化身である白馬に救われたという霊験譚が伝わることから、交通安全や農耕、漁業を加護する寺として信仰を集めています。


青葉山松尾寺が馬と関連があるのはなぜでしょう。


今回は、その謎を解きます。ヒントは松尾寺のある青葉山です。


青葉山は東峰(693m)と西峰(692m)の2つの山頂を持つ双耳峰(そうじほう)で、見る方角によってその姿を大きく変えます。

海(北側や北西の舞鶴湾など)から見ると、2つの峰が並んで綺麗に2つに見えます。

しかし、高浜町側(東側)から 見ると2つの峰が前後に重なり合うため、1つの美しい円錐形の山のように見えます。その端正な佇まいから「若狭富士」と称されるのは、主にこの東側からのアングルです。


唐から来た僧*、威光上人が当山の二つの峰を望んで、中国に山容の似た馬耳山という霊験のある山があったことを想起し、登山したところ、松の大樹の下に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが、この松尾寺の始まりとされています。

*「唐から来た僧」は、霊験の権威づけにしばしば用いられるモチーフです。(例:役行者の弟子・唐僧道明など)


威光上人(いこう しょうにん)は、、青葉山で馬頭観音を感得*し、和銅元年(708)に松尾寺を創建したとされる人物です。ただし、同時代史料は残っておらず、実在性は確認できません。寺伝上の象徴的な開山僧として理解されています。第868話:松尾寺と彌伽冝神社・阿良須神社:では、威光上人はスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)で、馬頭観音は台与としています。

*感得~山中での「観音感得」は修験道的開山譚の典型構造です。京都通百科事典

第866話:法華山一乗寺と法道仙人では「法道仙人が毘沙門天を感得」しています。法道仙人がウツシコオで毘沙門天が台与でした。


※二つの峰が馬の耳に見えるということが、ポイントで、このことが青葉山松尾寺と馬とを関連付けているのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、もう一つのポイントは、威光上人=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王=難升米海から青葉山を見たということです。そうでないと前述したように青葉山は「馬の耳」のようには見えません。


青葉山松尾寺は、京都府舞鶴市にあります。この辺りも丹後、丹波(タニハ)で私が魏志倭人伝に書かれている投馬国です。


私が邪馬台国とする枚方・宇治からは、船で日本海に行けるのです。そのためには、瀬田川を利用します。


古代に「宇治 → 瀬田川 → 琵琶湖」を船で“遡る”ことは、技術的に十分可能だったと考えられます。曳舟(人力もしくは馬力で岸から船を引く)を必要とする区間があったと推定できます。

日本書紀には、天日槍*が瀬戸内海→淀川→宇治川→近江へ遡ったという記事があり、これは古代にこのルートが「遡行可能」と認識されていたことを示します。 水土の礎

瀬田川は琵琶湖唯一の流出口であり、勾配が非常に緩やかで、古代から「なだらかな大河」と評されます。 古代の河川は現在よりも水量が豊富で幅も広かったため、平底船での遡行は十分可能でした。瀬田川は両岸が比較的開けており、熊野川のような「屏風状の断崖」ではないため、曳舟道を確保しやすい地形です。

琵琶湖水運は弥生〜古墳時代から重要で、「淀川水系〜琵琶湖〜北陸・東海・大和」を結ぶ大動脈でした。 shimonaga-iseki.yayoiken.jp

つまり、琵琶湖へ船で入ることが前提の物流ネットワークが成立していた ということです。

天日槍ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王=難升米です。

~第325話:天之日矛はウツシコオ 第329話:アメノヒボコはウツシコオ


第362話:伊勢遺跡~瀬田川が京治バイパスでは、瀬田川は、木津川となり、これまでこのブログで述べて来た京田辺市の天王大住(大隅)、や銭司、恭仁京、椿井大塚山古墳 などを通過し、京都府八幡市から巨椋池、淀川(河内湖)へと続いています。邪馬台国は巨椋池 です。と書きました。


これまでに書いた 西国三十三所の記事

(1)青岸渡寺 →第543話:熊野の神々は、、、 

(2)金剛宝寺(紀三井寺)→第590話:彦狭知(ヒコサチ)の物語2 

(3)粉河寺 →第768話:長髄彦と粉河寺~那賀郡

(4)施福寺→第850話:hidemaru3375.com/post/槇尾山-施福寺 

(5)葛井寺→ 第794話:葛井寺と王辰爾 

(6)南法華寺(壺阪寺) → 第796話:壺阪寺と台与

(7)岡寺(龍蓋寺)→ 第795話:岡寺と台与(豊) 

(8)長谷寺 → 第666話:元伊勢(13)~長谷寺・與喜天満宮 

(9)興福寺 南円堂 → 第793話:空海(6):虚空菩薩 

(10)三室戸寺 →第723話:三室戸寺~宇治(莵道)

(11)醍醐寺 上醍醐准胝堂 →第855話:醍醐寺と白髪の老人

(12)正法寺→第858話:岩間寺と狗奴国:塔の峰

(13)石山寺 →第857話:石山寺:石(岩)と金

(14)園城寺(三井寺 観音堂)→第860話 :園城寺(三井寺)

(15)今熊野観音寺→第861話:今熊野観音寺:熊野権現の出現伝説 

(16)清水寺→清水寺と地主神社 

(17)六波羅蜜寺:六波羅蜜寺と銭洗い弁財天

(18)六角堂→第519話:六角堂と平安京(頂法寺)

(19)革堂(行願寺)→第856話:行願寺と狩人 

(20)善峯寺 →第859話:善峯寺と鷲尾寺

(21)穴太寺→第824話:穴太寺と穴太衆=土蜘蛛 

(22)総持寺 → 第823話:総持寺幻想~大阪府茨木市

(23)勝尾寺→勝尾寺と三所権現 

(24)中山寺 →第706話:中山寺・清荒神・売布神社~宝塚市

(25)播州清水寺 →播州清水寺:法道仙人

(27)圓教寺 →第843話:弁慶 大物(だいもつ)・書写山

(28)成相寺 →第867話:成相寺:文武天皇は台与

(29)松尾寺:第868話:松尾寺と彌伽冝神社・阿良須神社

(30)宝厳寺→第705話:竹生島神社・宝厳寺 ~琵琶湖 

(31)長命寺→ 第709話:hidemaru3375.com/post/長命寺:武内宿祢と聖徳太子 

(32)観音正寺:観音正寺と人魚伝説

(33)華厳寺→第725話:谷汲山(たにぐみさん):大口大領

 番外 元慶寺(山科)→第720話:毘沙門堂~京都市山科



これまでの記事はこちらです。


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※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、タケミカズチとフツヌシ、神功皇后と武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>








 
 
 

3件のコメント

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
2日前
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
2日前
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こんにちは!いつもブログを読んでくださり、ありがとうございます。今回は、西国三十三番札所の中でも非常にユニークな「青葉山松尾寺」についてのお話です。ここのご本尊は、なんと馬頭観音菩薩。なぜお寺に「馬」?実は、漁師を救った白馬の伝説や、競馬ファンからの信仰など、興味深いエピソードがたくさん詰まっているんです。

神秘の双耳峰

青葉山は、見る角度によって姿を変える美しい双耳峰です。この地形が、古代の「投馬国」や「邪馬台国」の謎を解く大きなヒントを隠しているかもしれません。

  

古代の航海術と山の地形。それらがどう結びつくのか、今回の記事では私の考察をたっぷり書き綴りました。ぜひ歴史の旅へご一緒に。

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
2日前
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  


hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程

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