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阿智神社:思兼命

  • tootake
  • 12 時間前
  • 読了時間: 6分

更新日:13 分前

第886話 #阿智族


信濃国を開拓した一族に阿智一族がいます。阿智一族は、信濃国南西部飯田市近辺の神社に阿智一族の祖、思兼命を祀った阿智神社(長野県下伊那郡阿智村智里)があります。

社伝によれば、「孝元天皇5年春正月、天八意思兼命御児神を従えて信濃国に天 降り、阿智の祝(はふり)の祖となり給うた」と伝えられています。


近くにある安布知神社(長野県下伊那郡阿智村駒場)の社伝では、天思兼命は、高天原最も知慮の優れた神として、古事記、日本書紀に記され 、先代旧事本紀に、天思兼命とその子:天表春命*は共に信濃國に天降り、阿智祝部(阿智の神事を司る神主)等の祖となったと記されています。思兼命は、古代の伊那谷西南部一帯を開拓した天孫系の神で、阿智神社の御祭神と同一で両社は古くより密接 な関係があり、北信の戸隠神社とも因縁が深い神社です。


思兼命については、第3話:https://www.hidemaru3375.com/post/ウツシコオは魏志倭人伝に登場する難升米!で、内色許男命=大綜麻杵=難升米としています。

*天表春命についても第687話:戸隠神社と天岩戸伝説 で、「天下春命は、武蔵国開拓の祖神であるとされていますので、台与で間違いありません。」と書いています。


阿智氏は、日本古代氏族事典では、井上姓と通じていて、阿智使主の後裔伝承を持ち、その名は河内国志紀郡井於郷の地名にもとづくという説もあります。

大阪府茨木市の井於神社の近くに、五十鈴、天王という地名があります。五十鈴は五十鈴姫で台与です。天王はスサノオ(津田の王のことです。阿智氏は日本各地を移動していますが、元々は、河内国志紀郡井於郷(大阪府茨木市)の出身です。第688話:磯城(しき)は磯嶋(いそしま:枚方市)で磯城(志紀)は枚方市としました。河内国志紀郡とは北河内の事でしょう。


阿智神社は、昔は駒場の社(安布知神社)が前宮、 昼神(阿智神社)は奥の宮という関係にありました。鎌倉時代になってから山王信仰が盛んになり、以降、阿智神社の社名は忘れられ山王権現となったが、阿智神社と山王権現*は異名同体であるといわれています。山王権現の祭神は、大物主尊、国常立尊、斟渟尊となっており、この神はいずれも饒速日尊とされています。大物主=饒速日=台与です。第653話:大神神社(16)~大物主は台与!! 第484話:台与は饒速日②~交野市倉治

*山王権現も台与です。~第720話:中臣印達神社:権現は台与


阿智神社は古代東山道の沿線にあたり、鎮座地昼神の地名は日本武尊東征の帰路、神坂峠を越えようとしていたところ、峠に住む荒ぶる神の毒気に遮られて進むことができず、たまたま噛んでいた蒜を吹きかけた処、悪神たちどころに倒れて進むことができた。これによりこの地を蒜噛と伝え、のちに昼神になったとされています。

※ヤマトタケルは台与です。~第439話:ヤマトタケルは台与


阿智神社は、本谷川と黒川が合流し阿知川となるあたりの三角に突き出した半島状の先端部に位置し川合陵と言われ、丘上には苔むした巨石*が祀られています。これを国学院大学教授大場磐雄氏は、磐座、すなわち上代における祭祀の遺跡であると立証し、自然のままの菱形に近い巨石だが、出っ張りが東西南北と一致するとしています。また、冬至の時期、東の延長線上に太陽が昇ってきます。

第483話:饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 (hidemaru3375.com)では、「茨木市にある新屋坐天照御魂神社は福井神社とも呼ばれ饒速日が天下った場所とされています。この他田坐天照御魂神社は「日読み」の神社です。石見の鏡造り神社である石見と他田を結ぶと、その線は三輪山山頂にいたり、その頂上から朝日を、石見からは冬至、他田からは立春・立冬に見ることができます。その拝礼地となっているのが当社近くのの石塚古墳です。考古学者の森浩一氏は、この古墳を「冬至・夏至」の祭祀を行った祭壇があった円丘ではないかとみておられます。つまり、ここから三輪山と太陽の位置関係を巨大な自然のカレンダーとして観測できる地なのです。古代史研究家の大和岩男氏の説を引用です。」と書いています。


*巨石(磐座)は、古代より神として信仰されている巨大な岩のことです。磐(岩)は台与のキーワードです。

伊和(イワ)大神=台与(豊)です。なぜなら伊和(イワ)=岩で、イワは台与(豊)の事だからです。播磨風土記の記載では、播磨国の神である伊和大神と葦原志許乎命(大己貴神の別称・葦原醜男)は同神とみなせるとあるので、伊和大神=大己貴神(オオナム:大穴持ち)=台与です。


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>



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3件のコメント

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tootake
10分前
5つ星のうち5と評価されています。

また磯城と十市は同じ地を指しています。十市縣主系図によると、十市縣は春日縣の改称であるとされており、磯城・春日・十市縣は同一の地域です。

絙某姉(はえいろね)は真舌媛??

    :真舌媛は、宗像三女神! ~三島(茨木市)

    :海人族~ワタツミ


編集済み
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tootake
12時間前
5つ星のうち5と評価されています。

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


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