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戸隠神社と天岩戸伝説

  • tootake
  • 6 時間前
  • 読了時間: 5分

更新日:12 分前

第687話 #天表春命


戸隠神社(とがくしじんじゃ)は、長野県長野市北西部の戸隠山周辺に、以下に記す五社を配する神社です。


奥社:天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)

中社:天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと) 

宝光社:天表春命(あめのうわはるのみこと)

九頭竜社:九頭龍大神(くずりゅうのおおかみ)

火之御子社:天鈿女命、高皇産御霊命、栲幡千々姫命、天忍穂耳命


奥社:祭神は天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)で、天照大神が隠れた天岩戸をこじ開けた神です。天手力雄命が投げ飛ばした天岩戸が現在の戸隠山であるとされます。


どうやら戸隠神社は天岩戸伝説を下書きにして創建されているようです。

天表春命、九頭龍大神は天岩戸神話に登場する神々です。

戸隠神社の「戸」は天岩戸で「隠」は天照大神が隠れたこと指しています。


・天手力雄命はウツシコオです。第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

天八意思兼命はウツシコオです。第3話:ウツシコオは魏志倭人伝に登場する難升米! ~京都府八幡市

※意思兼命(思金大神)は天界のスーパープロデューサーで天岩戸を企画

 最も有名な話では、岩戸隠れの際に、天の安原に集まった八百万の神に天照大御神を岩戸の外に出すための知恵を授けたこととされています。国譲りでは、葦原中国に派遣する神の選定を行っています。その後、天孫降臨で邇邇芸命(=台与)に随伴した記紀には記載されています。

・天鈿女命は台与です。

・高皇産御霊命はウツシコオです。~第297話:ウツシコオの名前についての弁明

・栲幡千々姫命は卑弥呼です。~第72話:卑弥呼は萬幡豊秋津師比売命!!


・九頭龍大神は八岐大蛇だと思われます。~第412話:ヤマタノオロチは淀川~茨田堤2

・天表春命・天下春命(あめのうわはるのみこと・あめのしたはるのみこと)は、先代旧事本紀の「天神本紀」によると、両神は共に八意思兼神の御子神で、饒速日命が天磐船に乗って天降った時、護衛として随従した32柱の神の2柱とされています。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


宝光社(ほうこうしゃ)の祭神は天表春命(あめのうわはるのみこと)で、中社の祭神である天八意思兼命の子。学問や技芸、裁縫、安産や婦女子の神とされています。

宝光社は、天暦3年(949年)に阿智祝部一族の徳武氏が奥社の相殿として創建されたものです。


天表春命は信乃阿智祝部(しなののあちのほうりべ)等の祖神とされ、天下春命は天表春命の弟神と見られ、知々夫国造(ちちぶのくにのみやつこ)*の先祖とされています。

第679話:伊豆美神社~東京都狛江市で、書いた小野神社(東京都多摩市一ノ宮)は、安寧天皇時代の創建と伝えられ武蔵国開拓の祖神である天下春命(あめのしたはるのみこと)=瀬織津比咩命(せおりつひめのみこと)を主神としています。

瀬織津比咩命は台与です。


天下春命は、武蔵国開拓の祖神であるとされていますので、台与で間違いありません。

前回の新海三社神社~佐久市でも、佐久郡の人々は興波岐命(台与)の神恩に感謝したと社伝にありますので、興波岐命(おきはぎのみこと)も台与でしょう。台与は北日本各地で地域を開発し感謝されています。と書きました。


*知々夫国造は、高橋氏文に「知々夫(秩父)国造の上祖、天上腹、天下腹」と見える人名は、この両神に関係があると見られていると書かれています。

天上腹、天下腹の復は「殖」と同じという説があります。第5代孝昭天皇の名前は観松彦香殖稲天皇(みまつひこかえしねのすめらみこと)です。

大山元氏によると、香殖稲の「香」は「天日」、「殖」は「腹」と同じ字であるとみなすと天日腹大科という名前が出現します。天日腹大科と天上腹、天下腹はよく似ています。

孝昭天皇(観松彦香殖稲天皇)も台与です。~第443話:孝昭天皇は台与:日原は目原 


=========================================

*阿智氏は、日本古代氏族事典では、井上姓と通じていて、阿智使主の後裔伝承を持ち、その名は河内国志紀郡井於郷の地名にもとづくという説明もあります。

河内国志紀郡井於郷とは、大阪府茨木市蔵内のことです。


そして、私が生まれ育った大阪府茨木市蔵内にある井於神社は、私の遊び場でした。井於神社の隣が三宅小学校です。この辺りには、丑寅、天王(=スサノオ)、玉櫛(三島の溝杭の娘)、五十鈴(神武天皇皇后)、は私にとって懐かしい地名です。今でもそれらの地名は残っており、かつてのスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)一族の拠点地だったと思われます。~第6話:三島(御島) 本当の奈良、第504話:虚空蔵菩薩と丑寅(茨木市)


戸隠神社は、天岩戸関連の神々を祀っていますが、それは後に付け加えられたのでしょう。三島鴨神社が本当に祀りたい神は、天表春命=台与と思われます。長野県を開拓したため地元の民に敬われてこの地に案釣られたのでしょう。そして祀ったのは阿智氏です。阿智氏は上述のように大阪府茨木市(三島郡三島町)と深く関係があったようです。





※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>






 
 
 

3 comentarios

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tootake
6時間前
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和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野にある丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)の第二殿に高野御子大神(たかのみこのおおかみ)通称「狩場明神」、高野山開創と関係する神がまつられており、狩場明神については従来この地一帯の土豪の首領だという説があり、興味深いのは、その土豪とは坂上(さかのうえ)氏、首領とは犬甘(いぬかいの)蔵吉人のことで、犬甘蔵吉人を犬飼蔵人と読み、坂上氏の先祖である阿智使主(あちのおみ)のあとに蔵人の名が見えるところから、坂上氏の人だという推定である。『紀伊続風土記』には「犬甘蔵吉は阿智使主の後蔵人と見ゆえたる人にて応神天皇廿年阿智使主と共に帰化せしむを同廿二年の事当社へ寄せるたまへるなるへし」という。


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tootake
6時間前
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