top of page

彦狭知の物語(10)~難升米

tootake

更新日:3月2日

第598話 #難升米 #内色許男 #邪馬台国


難升米(なしめ?)または難斗米(なとめ)は、邪馬台国の卑弥呼が魏に使わした大夫(大神)です。魏志倭人伝で卑弥呼の使いとして登場します。


日本書紀でも、氣長足姬尊(おきなが・たらし姫=神功皇后)の項目の中で、「魏志云 明帝景初三年六月、倭女王、遣大夫難斗米等、詣郡、求詣天子朝獻。太守鄧夏、遣吏將送詣京都也」とあり神功皇后 卅九年(39年)239年の出来事としています


このブログでは、第3話で、彦狭知(ヒコサチ)=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王が、難升米であるとしています。

欝色謎命の「欝」は、難しい漢字なので「難」と表し、「色謎」は「升米」に対応すると考えると「欝色謎」は「難升米」になります。


邪馬台国時代の物流は船で、海や河川を最大限に利用しています。天王山の麓で木津川、淀川、桂川が合流地点に内里(京都府八幡市内里)という地名があります。この内里という地は、物流の拠点地としては最高の立地条件をみたしています。彦狭知(ヒコサチ)はこの地に目をつけヤマト(邪馬台国)の一大拠点地にしたために内(ウチ)の男、すなわち内色許男(ウツ・シコオ)と呼ばれてようになったのです。木津川は高速道路


由学之進氏は「ヒミコから崇神天皇」でこのウツシコオこそが、自ら魏に赴いたとされる卑弥呼の補佐官(弟)とされる難升米であるとされておられます。


・確実視されているのは、難升米の子孫が、大和朝廷の豪族の「大伴氏」だったいうこと*です(*出典不明)。まず、山城(京都府)の南部の木津川市付近にある「椿井大塚山古墳(つばいおおつかやまこふん)」は大伴氏の墓と伝わっているようです。つまり、難升米の子孫の墓ということになります。大伴氏の遠祖は、天忍日命(アメノオシヒ)とされています。~【衝撃の事実】邪馬台国の重臣・難升米(なしめ)の子孫が大和朝廷の重臣だった? - はじめての三国志からの引用です。


天忍日命(あまのおしひのみこと)の後裔で大伴氏の祖です。神武天皇の東征の先鋒を務め、神武天皇即位の際には宮門の警衛を務めたとされています。

大伴氏(おおともうじ)の祖は臣命です。道臣命はすぐにウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが分かります。第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオで書いたようになぜなら「」はウツシコオの代名詞だからです。


天忍日命(アメノオシヒノミコト)=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王彦狭知(ヒコサチ)です。


椿井大塚山古墳については、第86話:桜井茶臼山古墳と椿井大塚山古墳で次のように書きました。赤城猛彦先生は「邪馬台国発見史」の中(P227)被葬者の候補者として、イ)卑弥呼の弟、ロ)難升米とされています。ウツシコオ(内色許男命)は、卑弥呼の弟です。


*椿井大塚山古墳は京都府木津川市山城町にあります。この地は前回:彦狭知の物語9~素戔嗚(スサノオ)で書いた京都府京田辺市天王のすぐ近くです。このあたりは、私が邪馬台国であるとする枚方・交野市に近く、邪馬台国の重要な輸送手段である木津川にも近い地にあります。~第16話:木津川は高速道路

狗奴(くに)国ではないかと思われる恭仁(くに)京もこの近くです。~山背国相楽郡(現在の京都府木津川市加茂地区)~第366話:狗奴国と女王国


関連項目:椿井大塚山古墳


<シリーズ:彦狭知(ヒコサチ)>


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>



         难升米图册_360百科



 
 
 

2 Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Feb 19
Rated 5 out of 5 stars.
Like

秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Feb 18
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程

Like
bottom of page