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卑弥呼は殺されたのか?(2):祝園神社

  • tootake
  • 9月24日
  • 読了時間: 5分

更新日:9月25日

第815話


祝園神社(ほうそのじんじゃ)は、京都府相楽郡精華町にあります。この地は、崇神天皇の時代に謀反を起こした武埴安彦命(タケハニヤス)が討伐されたとされるところです。


祝園神社の創建時期は不詳ですが新抄格勅符抄(大同元年:806年)に、「祝園神 四戸山城国」とあり、崇神天皇延喜式神名帳には「祝園神社」として記載されています。


前回:卑弥呼は殺されたのか?(1):涌出宮と同じく、毎年正月甲申の日より3日間にわたり、居籠祭(いごもり祭)が行われます。謀反を起こしたため討伐された武埴安彦命(タケハニヤス)が、悪霊となってこの地に止まって田畑を荒れさせたため、村人たちは忌み篭もってこの霊を鎮めた、という伝説に基づき行なわれています。昔は、祭りの間牛や馬を隣村へ預け、一切の音を禁じ、精進料理を食し、居篭ったといいます。1日目に神官が暗闇の中で行なう「風呂井の儀」、2日目に松明(たいまつ)を燃やす「御田の儀」、3日目に「綱引の儀」が行われます。綱はわらに割り竹を巻いて作った直径約1メートルの輪に、竹を6本取り付けた巨大なもので、氏子が南北に分かれて3回綱引きを行ない、勝敗が決まった後、武埴安彦の処刑場所と伝えられる、2km離れたいずもり」に綱を運、離れた祭場へ担いでいきます。


タケハニヤスとその妻:吾田媛については、山背国(京の南部)の淀川水系を支配していた王として、ここを拠点に反乱を起こした可能性があると論じられています。

武埴安彦命が北摂地方の兵を率いていたのは、武埴安彦命の外戚である河内青玉繁が河内国茨田郡地方の有力豪族であったことを意味すると解されています。

*河内青玉繁は、安寧天皇=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。


祝園神社は現在、健御雷命、経津主命、天児屋根命の三神を主祭神としています。

祝園神社の「祝」は「ほふり」とも読みます。古事記には、武埴安彦命の乱に関する地名説話として、「波布理曾能」と言う地名が出て来ます。これは「葬り去る」という意味です。


◎葬り去られたのは、前回の=卑弥呼は殺されたのか?(1):涌出宮で書いたように卑弥呼で、葬り去ったのは、健御雷命、経津主命、天児屋根命つまり台与とウツシコオです。

※健御雷命は台与です。経津主大神はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。~第441話:タケミカヅチは台与!!

・天児屋根命もウツシコオです。~ 第349話:天児屋命はウツシコオ!!


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<小説:タケハニヤスの最後>

246年(魏の正始6年)、タケハニヤス、葛城のアタ族を総動員して河内に突入させます。つるはしを担いだ小人(土蜘蛛)も動員されました。その対応で大彦の軍が河内に向かった隙を狙って、ミマキ国(枚方)に攻め込む作戦を立てます。山代川(淀川)を渡り楠葉から一気に大彦のいる枚方禁野に向かいます。孝元天皇(饒速日)は都丘町(〒573-1165)に大きな館を作っていました。枚方は淀川から上陸すると、すぐ高い崖になっており天然の要塞です。その後ろは、交野から奈良盆地につながっています。禁野〒 573-1197はその崖の最先端です。孝元天皇の后(中宮:ちゅうぐう)はまだ枚方市中宮(なかみや)山戸町(ヤマト)〒573-0011にいたと思われます。この時、ウツシコオは245年に魏から貰った黄色い旗を掲げていたはずです。ウツシコオは難升米です。


木津川を下った卑弥呼の部隊は、船を降りて陸路をいく途中で、ウツシコオが、かねてから用意していた騎馬隊に祝園(ほふりその)辺りで撃破され、卑弥呼は以って死にます。卑彌呼以死


・卑弥呼はタケハニヤス=吾田媛~ハニヤス姫です。~第366話:狗奴国と女王国


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京都府相楽郡精華町いずもりという旧跡があり、武埴安彦破斬旧跡(タケハニヤスが切られた所)とも言われています。出雲の森でしょう。


タケハニヤス(叛乱軍)の大和への侵攻ルートは、後の壬申の乱の際の近江朝廷軍(大友皇子軍)の大和国への進軍ルートと、ほぼ重なっていることは大いに注目されています。つまり、大和国の大海人皇子軍に対して攻撃を仕掛けた近江朝廷軍(大友皇子軍)が叛乱軍であるかのようなイメージを、潜在的に持たせるものです。~第761話:天武天皇は台与(2):大友皇子と東漢氏




これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>



ree

 
 
 

3件のコメント

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
9月24日
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弓削神社 越智郡上島町弓削下弓削1002番地

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
9月24日
5つ星のうち5と評価されています。

『日本書紀』の編纂には、複数の人物が関わっていたことが分かっています。具体的な人数は明確には記録されていませんが、以下のような主要人物とグループが関与していました。

🖋 主な編纂者と関係者

  • 舎人親王(とねりしんのう)  天武天皇の皇子であり、編纂の中心人物。720年に完成した『日本書紀』を元正天皇に奏上したとされています。

  • 紀清人(きのきよひと)・三宅藤麻呂(みやけのふじまろ)  『続日本紀』によると、714年に「国史」の編纂に加わったとされる人物。最終巻の潤色や加筆を担当した可能性があります。

  • 続守言(しょくのもりごん)・薩弘恪(さつのこうかく)  中国語の発音に精通した「音博士」。持統天皇に重用され、正格漢文で書かれた巻を担当したとされます。

  • 山田史御方(やまだのふひとのみかた)  文武天皇以降の巻を担当し、日本語的な表現(倭習)を多く含む和化漢文で記述したとされます。

  • 川嶋皇子・忍壁皇子などの皇族や豪族たち  天武天皇の命令で「帝紀と上古の諸事」の記録と校定を命じられたグループ。記録の収集と整理に関与。

  • 18の氏族(大三輪・藤原・石上など)  自氏族の祖先に関する「墓記」などの資料を提供し、神話や伝承の基礎資料となった。

🧠 推定される人数

これらの記録から推測すると、少なくとも10人以上、多ければ20〜30人規模の編纂体制だった可能性があります。特に資料収集や校訂、漢文への翻訳など多岐にわたる作業があったため、専門的な知識を持つ人々が分担していたと考えられます。

ご希望であれば、各巻の文体や内容の違いから見える書き手の特徴についても掘り下げてご紹介できますよ。

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tootake
9月23日
5つ星のうち5と評価されています。

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

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