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弘法大師(空海)の伝説の真相

  • tootake
  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

第901話


前回:川崎大師:大師は太子!?では弘法大師のことを書きました。川崎大師のある川崎市には、弘法松公園(川崎市麻生区百合丘2丁目)があります。 弘法大師が杖を突いて松を生やしたとされ場所です。 かつて弘法大師がこの地を訪れ、百の谷があれば寺を建立しようとしたが、谷が九十九しかなかったため、これを断念し、その代わりにマツを植えたのが始まりとされています。やがて、この松が成長し、「弘法松」と呼ばれるようになります。


弘法大師(空海)の伝説は近畿以外にも全国に広がっており、特に四国、中国地方、関東・東北に数多く残されています。代表的なのは「水を湧かせる」「温泉を開く」「土地を守る」といった奇跡譚です。 日本の各地には、約5000の弘法大師伝説があるとされ、そのうち「弘法水」は約1500か所で、東日本にも多数の伝説が残ることが指摘されています。


これらは「実際に行った証拠」ではなく、信仰の広がりを示す象徴的物語と考えられています。


弘法大師(空海)の地元にも、満濃池改修の伝説があります。

弘法大師が実際に関わったとされる満濃池の改修工事には、多くの伝説が付随しています。

工事の難所で行き詰まった際、弘法大師が一晩祈祷を行うと、翌朝には白髪の老人*が現れて工法を教えてくれたという「老人授業」の伝説や、完成した池に龍神*が住み着いて水を守っているという伝説などがあります。

*この白髪の老人というのは、ウツシコオであることは、第855話:醍醐寺と白髪の老人で書きました。

第691話:ヤマトタケルの足跡を訪ねて(1)~飯野山神社では、老翁が忽然と現れて米を炊いて日本武尊に献上し、日本武尊が大いに喜び、祠を建てて祀ったことに始まるそうです。

第694話:ヤマトタケルの足跡を訪ねて(4)~酒折宮では、身分の低い焚き火番の老人が登場します。※ヤマトタケルは台与です。~第439話:ヤマトタケルは台与 

第519話:六角堂と平安京で登場する老翁は唐崎明神の鎮守神のとされています。

老人(翁)は、白髪です。白髪=猿田彦=ウツシコオであることは、

第845話:hidemaru3375.com/post/新羅は白髭-猿田彦で書きました。

*竜神は、台与です。竜神はヤマタノオロチ=水害で、台与の土木工事のことでもあります。


讃岐の満濃池は、空海の実家佐伯氏が領する真野の水田は、東方の中讃に展開する秦氏一族の潅漑技術の影響を受けています。満濃池や和泉国では狭山池と同じ「樋管」(桧の巨木をくりぬいた木製の配水管)が使われています。これこそ、秦氏の土木技術を物語る証左で、秦氏が展開した地の溜め池や河川の水利にしばしば「樋管」が発見されている。


白髪の老人=ウツシコオ・台与は秦氏であったことは、第897話:月読命(ツクヨミ)の正体(1):秦氏でも書きました。


・弘法大師(空海)は、ウツシコオ=秦氏の子孫です。~第318話:空海のルーツは内色許男命!

第788話:空海と秦氏では、「空海の出自から仏教修学や山林修行、さらに入唐留学や帰国後の活動、また高野山の造営や東寺の密教化や潅漑用水・港湾の修築まで、その生い立ちや行動のかげには、朝鮮半島や中国などから渡来し、農耕・土木・養蚕・機織・鉱山・治水・製銅・精錬・冶金・工芸・酒造・製塩・船運等の技術で富を築き、経済力を背景にヤマト王権以降の朝廷や西日本各地の地方豪族に大きな影響力をもった渡来系氏族のサポートがあったとされています。空海と最も深い関わりを持ったのは秦(はた)氏です。」と書いています。


これまで、このブログでは、坂上田村麻呂、ダイダラボッチ、おしら様、などの伝説がウツシコ、台与に関係していることを見てきました。



各地に伝わる弘法大師の伝説は、実は、ウツシコオ・台与に関係しているのです。


※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)




これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>



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2件のコメント

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tootake
1日前
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鬼怒川は、古く『常陸国風土記』には「毛野河」と見え、常陸国各郡の境界を成す旨が記されている[4]。また『続日本紀神護景雲2年(768年)条には、古来「毛野川」は下総国常陸国の境界を成すと見える[4]平安時代の文献(『延喜式』兵部式、『倭名類聚抄』など)には「河内郡衣川」や「下野国驛家衣川」などと見え、江戸時代の古地図にも「衣川」とある。明治時代に編纂された『日本地誌提要』では「絹川」とされるほか、『下野國誌』には「衣川」と見えるように、「きぬがわ」はかつて「衣川」「絹川」と表記されていた。「きぬ」という音については、この地方の豪族の紀氏に因む「紀の川」の転訛説もある[2][5]

現在に見る「鬼怒川」という表記は、一説に明治9年(1876年)頃以降とされ[17][18]、明治以降の『古事類苑』など諸文献に見られる。

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tootake
2日前
5つ星のうち5と評価されています。

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

第246話:高御産巣日神(高木神)  第247話:今迦毛大御神と天若日子

第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへ

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