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長者伝説と台与(邪馬台国)

  • tootake
  • 3 日前
  • 読了時間: 5分

更新日:2 日前

第854話 #真名野長者 #松浦長者 #河内の長者


垂仁天皇の王宮について、珠城(たまきの宮)は「穴師(あなし)村の西にあり。俗に長者屋敷という」という言い伝えがあります。穴師は 奈良県桜井市(〒633-0071)の地名です。大神神社の近くです。


日本各地には、富と栄華を極めた「長者」にまつわる伝説が数多く残されていて、それぞれの地域性や信仰、教訓が色濃く反映されています。


真名野長者(大分県)は、大分県臼杵市に伝わる伝説です。

都に、顔に醜いあざのある姫がいたが、仏のお告げに従って豊後の深田に住む炭焼き小五郎のもとへ行き夫婦になるという話なのですが、この顔に醜いあざのある姫は、毎日、三輪の神社参詣していたとされています。つまりこの姫は奈良の大神神社のすぐ近くに住んでいて九州に行き、炭焼きの男と結婚したという話なのです。

2人は数々の奇跡により富を得て長者なり、1人の娘が生まれた。般若姫と名付けられた娘は都にまで伝わるほどの美女に成長し、1人の男と結婚するが、実はその男は都より忍びで来ていた皇子(後の用明天皇)であったとされています。用明天皇は、聖徳太子の父親です。聖徳太子は台与です。~第781話:日出処天子の嘘

ですから、この顔に醜いあざのある姫も般若姫も台与です。


般若姫は、結婚するために奈良に向かいますが、途中、水難事故で死んでしまいます。姫の死を悲しんだ長者は、深田の岩崖に仏像を彫らせました。その仏像が現在も残る国宝臼杵石仏であるというものです。


・豊後の深田に住む炭焼き小五郎とは、製鉄技術との関連性炭焼き職人=製鉄技術者という説もあり、臼杵一族が金属加工で富を築いたとの説もあります。

・この真名野長者伝説は、仏教信仰とも結びついており、真名野長者の娘が仏教を広めたという話もあります。第539話:仏教伝来異聞では、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王と台与が仏教伝来に深く関わっていたことを述べました。臼杵石仏との関係石仏の制作年代は平安後期〜鎌倉時代とされ、伝説の時代とは数百年の差がありますが、富を得た長者が仏像を建立したという伝承は地域文化に深く根付いています。


第768話:長髄彦と粉河寺~那賀郡で書いた粉河寺の伝説では、「河内の長者・佐太夫の娘は重い病で明日をも知れぬ命であった。そこへどこからともなく現れた童行者が千手千眼陀羅尼を称えて祈祷したところ、娘の病は全快した。喜んだ長者がお礼にと言って財宝を差し出すが童行者は受け取らず、娘の提鞘(さげざや、小太刀)と緋の袴だけを受け取り、”私は紀伊国那賀郡におります”といって立ち去った。長者一家が那賀郡を尋ねて行くと、小さな庵に千手観音像が立ち、観音の手には娘の提鞘と緋の袴があった。長者一家はあの行者が観音の化身であったことを知ってその場で出家し、孔子古とともに粉河寺の繁栄に尽くしたとのことである。」というものです。この那賀郡の「那賀」は「中」で長髄彦(ナガスネヒコ)=中津彦(ナカツ彦)ではないかとされるのは、「謎の四世紀」の著者である上垣内憲一先生です。~P162 長髄彦はウツシコオです。~第213話:長脛彦の物語


第796話:壺阪寺と台与では松浦長者が登場しています。松浦長者は、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王で、松浦佐用姫は台与です。


※鴨王=弟磯城:オトシキ=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王は、饒速日七世孫の大賈布*(大売布;饒速日七世孫)とされています。出典:師木県主 – 國學院大學 古典文化学事業 (kokugakuin.ac.jp)

大賈布とは大金持ち=長者という意味です。


◎各地に伝わる長者伝説を詳しく調べてみると、垂仁天皇の王宮である珠城(たまきの宮)は「穴師(あなし)村の西にあり。俗に長者屋敷という」というのが原点になったいるのです。垂仁天皇も台与です。~第576話: 垂仁天皇(第11代)と狭穂彦・狭穂姫


これらのことにより、伝説に登場する長者はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であると言えます。


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<蛇足の追記>

第768話:hidemaru3375.com/post/長髄彦と粉河寺-那賀郡で登場する河内の長者・佐太夫は、佐太夫の子孫は東大阪市の足代の名門で、元衆議院議員の塩川清十郎を輩出した塩川家です。塩川清十郎は塩爺(しおじい)と呼ばれていました。塩川家は塩土老翁神の末裔なのでしょう。塩土老翁神は猿田彦、事勝国勝、岐神、興玉命、太田命と同体異名の神とされています。


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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2件のコメント

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tootake
3日前
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tootake
3日前
5つ星のうち5と評価されています。

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


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