金峰神社~京都府舞鶴市女布
- tootake
- 6月27日
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更新日:7月2日
第726話 #行基 #女布 #物部大売布大連
京都府舞鶴市女布(にょう)にある金峰山菩提寺も行基が、天平年間(729-748)に建立したものです。金峰神社(上路神社)は、その金峰山菩提寺の鎮守社です。
須佐之男命(牛頭天王)を祀っています。
牛頭天王は、祇園精舎の守護神で、京都の八坂神社と同じです。これを金峰神社牛頭天王とあがめ奉り、神託により御社の土を奉持し耕地に撒布すると、万虫たちまち消散して諸作物豊穣、守護の御霊験あらたなりとの評判がたち、近郷よりも多数の参拝者があったといいます。第二次大戦後は農業技術の進歩、農薬の普及等で、参拝する人も減りました。毎年十二月十五日の皇土さんには、来年の稲作の出来を占う松明の神事が行われます。牛頭天王はウツシコオ(内色許男命)です。~第333話:牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ
第443話:hidemaru3375.com/post/孝昭天皇は台与:日原は目原で書いたように、舞鶴市は、台与との関係の深い地です。女布(にょう)、丹生(にゅう)という地名は丹後や但馬にも多く、祢布と書いて「にょう」と読む地名もあります。
関連項目:第445話: 伊加理姫 、第446話:笠水彦・笠水姫:笠水は水銀
この付近には、弥生から平安に到る「女布遺跡」があります。女布、丹生という地名は、水銀に関係しています。「女布遺跡」からは、有舌尖頭器の破片も出土しており、縄文早期からの遺跡です。この付近には、売布(ひめふ)神社、女布(ひめふ)神社がいくつかあります。ここから東に山を越えた竹野郡網野町木津にも式内社の売布(ひめふ)神社の祭神は豊宇賀能咩(とようかのめ)命で、豊宇加能咩は豊受大神と同じ神とです。
京丹後市久美浜町女布には女布(ひめふ)神社、城崎郡日高町に禰布(にょう)の地名があり、縄文・弥生遺跡の地であり、売布(めふ)神社があります。
三田市酒井に式内社高売布(たかめふ)神社、 宝塚市に売布米谷(まいたに)に売布(めふ)神社、愛知県中島郡に売夫神社があります。
~第706話:中山寺・清荒神・売布神社~宝塚市
物部大売布大連は、日本武尊の東征に従い、その10数年後、景行天皇の東国巡視の行幸にも随行し、景行天皇32年、物部大売布大連は、日本武尊東征への貢献により、摂津の川奈辺(川辺郡)・多遅麻(但馬)の気多・黄沼前(城崎)の三県を与えられ、多遅麻に入り、気多の射楯宮(豊岡市日高町国分寺石立)に在し、多遅麻(たじま:但馬)物部氏の祖であると伝わっています。「大売布命の末裔・物部韓国連榛麿を城崎郡司とする」という記事もあります。
・このブログでは、日本武尊(ヤマトタケル)は台与としています。
・物部大売布大連はウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)でしょう。
・多遅麻(たじま:但馬)は投馬国です。
・大売布命の末裔・物部韓国連榛麿というのもウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。第475話:役の行者(役 小角)と韓国広足では物部大売布は第471話:秦大津父と平原広沢で書いた秦 大津父(はた の おおつち)と同一人物としています。
奈良県吉野郡吉野町吉野山にある金峯山寺(きんぷせんじ)の、開基(創立者)は役小角と伝わっています。本尊は蔵王堂に安置される蔵王権現立像3躯で、本尊は巨像として著名で中尊は約7mもあり、普段は非公開(秘仏)であることから「日本最大の秘仏」とも称されています。蔵王権現は台与です。~第719話:中臣印達神社:権現は台与
*女布遺跡の近くに、日原神社があります。この神社も台与と関係の深い神社です。
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行基は、天智天皇7年(668年)、河内国大鳥郡(大阪府堺市西区家原寺町)で父・高志才智、母・蜂田古爾比売の長子として生まれました。24歳で戒師の葛城山高宮寺徳光禅師のもとで受戒し、飛鳥寺、次に薬師寺で法相宗を主として教学を学び名を行基と改めます。教えを受けたとされる道昭は、入唐して玄奘の教えを受けたことで有名であり、それとともに井戸を掘り、渡しや港に船を備え、橋を架けて、後の行基の事業への影響を指摘されています。
このブログは、邪馬台国が大阪府枚方市であることを証明するために書き続けています。
卑弥呼の後を継いで、邪馬台国の大王(おおきみ)となった台与の後をたどっているうちに行基に出会いました。
行基がなぜ舞鶴市に金峰山菩提寺を建立したのでしょう。金峰山菩提寺の近くには舞鶴湾に注ぐ佐津川があります。おそらくこの川の治水を行い農業の指導も行っていたのでしょう。
千葉県我孫子市日秀(あびこ・ひびり)の慈愍山(観音信仰と台与(7)~慈愍山観音寺(千葉)、神奈川県川崎市多摩区堰(伊豆美神社~東京都狛江市)など関東でも行基と台与 が、関与しています。行基は台与を手本として日本各地で治水工事・稲作推進を行ったのです。
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。
神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、
アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)
聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

昆陽池(こやいけ)は、奈良時代に行基が摂津国川辺郡(兵庫県伊丹市)に造営したと伝えられる広大な溜池です。



<これまでウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることが判明した人物>
第374話:牛鹿臣はウツシコオ! 第371話:彦狭島命~吉備児島
第372話:建日方別:彦狭嶋命 第369話:神武西征~健磐龍命
第365話:君が代(2):君はウツシコオ 第363話:彦はすべて、ウツシコオ
第324話:武内宿禰はウツシコオ!! 第325話:天之日矛はウツシコオ
第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第327話:于道朱君の衝撃~新羅
第328話:沙至比跪(サチヒコ) 第329話:アメノヒボコはウツシコオ
第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬) 第331話:朱智神社~迦邇米雷王
第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?
第380話:猿田彦は異国人 第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰
第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛!
第336話:大屋彦~根の国は和歌山 第337話:阿多賀田須命~宗像氏
第338話:月読命(ツクヨミ) 第349話:天児屋命はウツシコオ!!
第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考 第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命
第318話:空海のルーツは内色許男命! 第319話:和知津美命はワタツミ!!
第320話:欠史八代はヤマト=三島 第230話:三嶋溝抗命たち(複数)
第231話:神八井耳命は三毛入野 第232話:内色許男命は武埴安彦命!
第274話:八咫烏もウツシコオ 第275話:事代主もウツシコオ?
第279話:開化天皇 第280話:建角身命もウツシコオ
第263話:中臣氏~中臣烏賊津 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
第244話:大津神社と建南方富命 第245話:豊御気主命は三毛入野!
第246話:高御産巣日神(高木神) 第247話:今迦毛大御神と天若日子
第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子 第251話:猿田彦は塩土老翁神
第252話:迦毛大御神は崇神天皇! 第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!
第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命
第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命 第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥
第395話:天日鷲命は、、、 第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇
◎hidemaru3375.com/post/ヒコユキからウツシコオへの過程