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吉祥院天満宮~京都市南区

  • tootake
  • 6月17日
  • 読了時間: 6分

更新日:6月17日

第716話 #菅原天満宮 #上宮天満宮


吉祥院天満宮(きっしょういんてんまんぐう)は、京都市南区吉祥院政所町にあります。由来によると京都市上京区の北野天満宮より早い承平4年(934年)に創建された初の天満宮です。菅原家が信仰する吉祥天を祀る吉祥院を邸内に建立し氏寺としており、菅原道真公生誕の地とされています。祭神は、菅原道真です。


菅原道真の曽祖父・土師古人(はぜのふるひと)が平安遷都に際し桓武天皇の供として入京し賜った地で、ここに邸を構えていました。祖父・菅原清公の代で菅原姓へ改姓します。清公が遣唐使として唐へ向かう途上(もしくは帰国時)、嵐に遭遇しながらも吉祥天女の霊験により難を逃れたとされ、以降菅原家では吉祥天を信仰するようになったといいます。清公が帰国後もしくは道真の父・菅原是善が、この地にあった自邸内に吉祥天を祀る堂・吉祥院を建立しています。また、吉祥天の開眼供養は最澄が行ったといいます。この「吉祥院」がこの地名の由来となっています。


菅原道真はこの地で承和12年(845年)に誕生し、18歳で転居するまでこの地で過ごしたとされています。延喜3年(903年)に道真が大宰府の地で没した後、怨霊鎮魂のために、承平4年(934年)にこの地に吉祥院聖廟と社殿を建立し、道真の霊を祀りました。そのことから北野天満宮よりも創建が古い、日本最初の天満宮であるとしています。

ちなみに、第714話:葛井寺・誉田八幡宮~藤井寺市・羽曳野市では、羽曳野市にある、誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)があります。誉田八幡宮の社伝によると、欽明天皇によって、応神天皇陵前に神廟が設置されたことをもって創建としており、最古の八幡宮を称しています。


奈良県奈良市菅原東にある菅原天満宮は菅原家一系三神を祀る延喜式内社の日本最古の天満宮です。この菅原天満宮も道真生誕の地としています。菅原道真の産湯池と伝えられる遺跡:(菅原道真公ご誕生地)が神社の東約100メートルのところにあります。

この菅原天満宮では、道真とともに、天穂日命(あめのほひ)と野見宿禰命(のみのすくね)も祀っています。野見宿禰命は菅原氏の先祖です。


天穂日命は菅原家の始祖とされ、天下泰平、国土安泰、五穀豊穣の守護神です。その子孫である野見宿禰命は菅原の地を本官とし、その豊かな赤土と松樹を活用して土師器や埴輪の製作に従事していました。垂仁天皇の皇后(日葉酢媛命)が崩御された時、当時悪習であった殉死を取り止め、替わりに埴輪を埋めるべく建言した功績により、垂仁天皇より土師臣の姓を賜りました。土師氏はここを本拠地とし各地に勢力伸展しました。また、当麻蹶速と力競べをし、これに勝ち角力の始祖としても知られています。野見宿禰命→土師臣→菅原氏ということです。


*埴輪の話は、作り話です。日本書紀によると、垂仁天皇は皇后の葬儀に際し、殉死の習慣を改めるために野見宿禰の提案を受け入れ、埴輪を墓に置くことを決めたとされています。この話は埴輪の起源を説明する伝承の一つですが、考古学的には埴輪の発展は別の要因によるものと考えられています。つまり、埴輪が殉死の代替として導入されたという話は、後世に作られた伝承の可能性が高く、歴史的事実とは言えません。~殉死と埴輪(三浦佑之)

角力(相撲)の話も作り話です。~野見宿禰と当麻蹴速は同一人物

野見宿禰については、すでに第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰第179話: 野見宿禰は大阪府高槻出身でウツシコオであるとしています。

そして当麻蹴速もウツシコオのようなのです。

天穂日命(あめのほひ)は台与です。~アメノホヒは台与(豊)~創られた神2


大阪府高槻市の上宮天満宮は境内の野身神社に「式内野身神社并野見宿禰墳」の石柱が立ち、かつて周辺に土師一族が住みついていたことが書いてあります。和名抄には摂津国島上郡に「濃味郷(のみのごう)」の記載が見え、「のみ」が古い地名であることが示唆されています。高山右近の高槻城があった辺りが「のみ」です。現在、この場所に野見神社が建っています。~野見宿禰は大阪府高槻出身


野見宿禰を千数百年も前から斎き祀ってきた島上郡野見里である。彼の率いる祭祀者一族、土師氏は何百年か後に菅原道真が生まれます。弘法大師こと空海もウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王の子孫です。

空海、菅原道真は共に同じ血筋です。その他、子の血筋からは、大江匡房始め平安時代に於ける史学、文芸学者たちを次々にと生み出しています。


吉祥天(きっしょうてん)は、仏教の守護神です。もとはバラモン教の女神で、のちに仏教に入って天女となります。顔かたちが美しく、衆生に福徳を与えるという女神です。また、美女の代名詞として尊敬を集め、金光明経から前科に対する謝罪の念(吉祥悔過・きちじょうけか)や五穀豊穣の点でも崇拝されています。

吉祥天は弁財天ともされています。弁財天は、市杵島比売命(イチキシマ姫)です。

市杵島比売命は台与です。~宗像三女神と三筒男は、、、


ところで、私が現在勤めている会社の支店がこの近くにあり、友人が勤務していますので時々行くのですが、吉祥院天満宮の近くに巨大なイオンモールがあり、そこに車を停めて、いざ帰ろうとするとどこに停めたか分からなくなってしまって、だだっ広い駐車場を1時間ぐらいさまよったことがあります。


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>





 
 
 

1 Comment

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tootake
Jun 16
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)  第331話:朱智神社~迦邇米雷王

第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

第338話:月読命(ツクヨミ)      第349話:天児屋命はウツシコオ!!

第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考    第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命

第318話:空海のルーツは内色許男命!   第319話:和知津美命はワタツミ!!

第320話:欠史八代はヤマト=三島    第230話:三嶋溝抗命たち(複数)

第231話:神八井耳命は三毛入野    第232話:内色許男命は武埴安彦命!

第274話:八咫烏もウツシコオ   第275話:事代主もウツシコオ?

第279話:開化天皇          第280話:建角身命もウツシコオ

第263話:中臣氏~中臣烏賊津      第256話:ウガヤフキアエズのミコト

第244話:大津神社と建南方富命  第245話:豊御気主命は三毛入野!

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第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子  第251話:猿田彦は塩土老翁神

第252話:迦毛大御神は崇神天皇!  第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!

第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命

第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命  第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥

第395話:天日鷲命は、、、  第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇


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