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宰(みこともち)は、ウツシコオ(内色許男命)

  • tootake
  • 1 日前
  • 読了時間: 6分

第882話 #武内宿祢 #ウツシコオ


前回:欠史八代と磯城県主では、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王宰(みこともち)であって天皇(大王)にはならずに、自分の娘である台与を大王(天皇)に即位させたのです。」と書きました。


一般名詞としての宰「みこともち」は、天皇の命を受けて土地の政治を司る者のことです。日本書紀では、新羅の「宰」(神功前紀)、遠江の国の「司」(仁徳紀)などが「みこともち」と訓まれています。


海部氏勘注系図には、「大日本根子彦太瓊(孝霊天皇)御宇、於丹波國丹波郷、爲以奉仕、然后移坐于山背國久世郡水主村、故亦云山背直等祖也、后更復移坐于大和國」

とあり、建田勢命は最初丹波の宰(みこともち)となり、その後、山城久世水主村(やましろくぜみずしむら)*に移り、さらにその後大和に戻ったと書かれています。建田勢命が大和王権の命を受けて丹波支配を行ったのです。*山城久世水主村は、巨椋池のあるところです。~第284話:邪馬台国は巨椋池 第471話:秦大津父と平原広沢


建田勢命は、彦火明命六世孫でとされています。彦火明命は台与ですので、建田勢命はウツシコオでしょう。 ~第420話:https://www.hidemaru3375.com/post/火明命


第329話:アメノヒボコはウツシコオ~投馬国では、次のように書いています。


アメノヒボコ(天之日矛、天日槍)多遅麻国造(たぢまのくにのみやつこ)であったということは、イカガシコオの父であるウツシコオが多遅麻国造であったということです。すなわち天皇の命により「非時香菓(ときじくのかくのみ)」を求めに常世の国(魏)に派遣されたとされ田道間守(タジマモリ)はウツシコオ=難升米です。但馬(たじま:たんば)は魏氏倭人伝の投馬国です。多遅麻国造=田道間守=建田勢命=ウツシコオ=難升米ということです。


「みこともち」は天皇の言葉(「みこと」)を受け、それを身に帯びながら臣下が行動することをも意味します。この「みこともち」に注目して論を展開したのは国文学者の折口信夫氏です。折口氏は、「みこともち」は言葉を伝達する者の意であり、「ににぎ*の命は、神考(かぶろき)・神妣(かぶろみ)のみこともちとして、天の下に降られた。歴代の天子も、神考(かぶろき)・神妣(かぶろみ)に対しては、ににぎの命と同資格のみこともちであったとしています。*ににぎ(瓊瓊杵尊)は台与です。~第436話:瓊瓊杵尊:ニニギは台与


天つ神カムロキ・カムロミ*の命を受けてニニギが、そしてニニギから歴代天皇、さらに官吏へと命(御言)が託されていくと考えられ、ニニギ以下の神や人は、天神の言葉を伝え、さらにはその命を実行する「神の代理者、即、御言実行者(みこともち) 」として位置することになります。これは、「天つ神諸の(すめむつ)命以(みことも)ちて」(記)、「高天の原に神留ります、皇親(すめむつ)神ろき・神ろみの命もちて」(祝詞)発せられる神の「命」を、天皇や人間が聞き取り伝えていく過程ともいえます。

*カムロキ・カムロミは台与です。~第871話:カムロキ・カムロミ:イザナミは台与


折口氏は神と天皇の間を仲介し「中語」する者として中天皇(なかつすめらみこと)を、天皇と人間の間に立つ者として中つ臣らを置き、「みこともち」にも広くはそのような「中語」の役目も見て「神の言葉を持ち伝える人は神と同程度に神聖」であり、「宰は天皇と同資格」となっているといいます(古代生活における惟神の真意義)。こういった、神の言葉を聞いてそれを伝える者が神と同等に見なされるという発想は、律文や祭りの発生や構造を考えるに際して重要な要素ともなっています。

{参考文献}



・このブログでは、武内宿祢はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王としています。~第502話:武内宿禰はウツシコオ(2)

その武内宿祢は、「神の言葉を伝える役割=審神者(さにわ)」を果たしたとされています。記紀や神社伝承において「審神者」として神の言葉を伝える役割を担ったとされ、武内宿祢は、「宰相」の要な側面です。


※宰(みこともち)が記載されている文献を検索してみました。


・阿曇氏(あずみうじ)一方で応神記に「海人が騒ぎをおこしたため、安曇連の祖・大浜宿禰を遣してこれを鎮撫し、海人の(みこともち)となる」という記述があります。

・大宰帥(だざいのそつ)古くから筑紫は倭国にとって外交・軍事上重要な地で、この大宰帥の前身については、後漢書東夷伝に見える倭国王の自称の帥升、魏志倭人伝に見える一大率、那津官家の管理者、九州王朝関連説などの諸説があります。一大卒はウツシコオです。

~第77話:hidemaru3375.com/post/__伊都国一大率

・古事記に「ここに山部*の連 小楯*をたて、針間國の宰(みこともち)一に任(よさされ)し時に、その國の人民(おほみたから)名は志自牟(しじむ)が新室に到りて樂(うたげ)しき。ここに盛に樂て酒酣なかばなるに、次第つぎてをもちてみなひき。」とあります。 *山部の連は台与です。~第429話:山部赤人は台与! 

*小楯は台与です。~第447話:小楯姫は台与:小楯は枚方

第860話:園城寺(三井寺)では、「開基の大友与多王も帝利(みかどり)もウツシコオでしょう。」と書きました。


これらのことにより、宰(みこともち)ウツシコオ(内色許男命)のことです。


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<追記>

額田王も「みこともち(御言持)」として見る向きもあります。額田王を単なる才女や恋愛詩人ではなく、天皇の言葉を代わりに詠み、政治的・儀礼的場面で「天皇の声」を担った存在として理解するものです。つまり、額田王は宮廷歌人であると同時に、天皇の権威を詩歌によって表現・補強する役割を果たした人物でした。


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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1件のコメント

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tootake
1日前
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

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