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崇神天皇(第10代)は志理都比古

tootake

更新日:2月2日

第575話 #志理都比古 #多坐弥志理都比古神社 #賢津日霊神尊 #台与(豊)


古事記・日本書紀では開化天皇の次の天皇は、崇神天皇ですが、海部氏勘注系図では、開化天皇の次の天皇は、志理都比古(しりつひこ)になっています。但馬古事記でも開化天皇の次は、弥志理都比古となっています。


奈良県磯城郡田原本町大字多字宮ノ内に多坐弥志理都比古神社(おおにいます・みしりつひこ)があります。この地は多氏の拠点で、多氏の祖神である神八井耳命を祀ったものとみられています。多坐弥志理都比古神社は多神社(おおじんじゃ)と呼ばれ、多社、多坐神社、太社、意富(おお)社とも書かれる。社号標には「多㘴彌志理都比古神社」と記されています。前回:開化天皇(第9代)は大彦!では大彦は意富比垝(おおひこ)であるとしました。


延喜式神名帳には「大和国十市郡 多坐彌志理都比古神社二座」と記されており、二座とは

珍子 賢津日霊神尊(うつのみこ さかつひこのみこと) と天祖 賢津日孁神尊(あまつおや さかつひめのみこと)です。


元文2年(1737年)の多大明神社記では神倭磐余彦尊(神武天皇)、神八井耳命、神沼河耳命(綏靖天皇)、姫御神(玉依姫命)の四座になっています。

古事記を編纂した太安万侶も祀られています。


主祭神が神八井耳命・神沼河耳命の二座となったの、明治時代からです。


社名の通りであれば弥志理都比古(みしりつひこ)を祀る神社ということになりますが、これは神八井耳命のこととされています。神武天皇の長子でありながら弟に皇位を譲ったので、「身を退いた」という意味で弥志理都比古は(ミシリツヒコ)とも呼ばれています。


神八井耳命の庶兄の手研耳命(たぎしみみのみこと)が、皇位に就くため弟の神八井耳命・神渟名川耳尊を害そうとした(タギシミミの反逆)。この陰謀を知った神八井耳・神渟名川耳兄弟は、逆に手研耳を襲います。この際、神八井耳は手足が震えて矢を射ることができず、代わりに神渟名川耳が射て殺したという。神八井耳はこの失態を深く恥じ、弟(綏靖天皇)に皇位をすすめ、自分は天皇を助けて神祇を掌ることとなったという話が記紀には載っています。


神八井耳命は神武天皇の第二皇子でありながら弟に皇位を譲り、表舞台から退いた。「身を引いた」ことが“ミシリツヒコ”の由来ともいわれるているのは、いわゆる俗説しょう。

なぜなら弥志理都比古は(ミシリツヒコ)のミは身ではなく尊称の御(ミ)だからです。


この俗説が信じられて多坐弥志理都比古神社が神八井耳命を祀ったものとされるようになったのでしょう。


先ほど述べたように 多坐彌志理都比古神社の二座とは、珍子 賢津日霊神尊(うつのみこ さかつひこのみこと) と天祖 賢津日孁神尊(あまつおや さかつひめのみこと)です。

※珍子 賢津日霊神尊はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。珍子(うつのみこ)とは、内(うち)=珍彦(うずひこ)=宇治彦(ウジヒコ)~うず彦(椎根津彦) 塩土老翁~浦島太郎2  猿田彦は塩土老翁神 鴨王~瀬戸内海

*「かぐや姫と浦島太郎の血脈」佐藤陽太著 P130でも志理都比古=珍彦となっています。 

・天祖 賢津日孁神尊(あまつおや さかつひめのみこと)とは、天照大神あるいは初代天皇の台与でしょう。

・神八井耳命は台与ですので、多坐弥志理都比古神社が神八井耳命を祀っていても問題はありません。神八井耳命=崇神天皇=台与(豊)です。~神八耳命は台与(豊)


・最後に言っておきますが、崇神天皇はミマキイリヒコでミ・マキ・イリヒコでミマキ・イリヒコではありません。ミは尊称の御で牧は大阪府枚方市牧野の牧(マキ)です。

美穂津(三穂津)もミホ・津姫ではなくミ・ホツ姫ですホツは保津川(亀岡市)です。~学者たちの勘違い


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関連項目:手研耳と神八井


※隼人族と「呉の勝」=多氏との共通点が多いことを発見しました。

  第48話:太田市と遺跡 ~呉の勝 第291話:多氏と長脛彦



※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 





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2 Comments

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
Jan 26
Rated 5 out of 5 stars.

<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


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