第604話 #小幡神社 #亀岡 #丹波道主命 #保津川
小幡神社は京都府亀岡市曽我部町穴太宮垣内に鎮座している神社です。小幡神社の創建は和銅元年(708)、大神朝臣狛麻呂が丹波国司として当地に赴任してきた際、開化天皇の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。又、一説には当地に派遣された丹波道主命(四道将軍の1人)が祖父である開化天皇と父親である彦坐王、兄弟神である小俣王を祀ったのが始まりとも伝えられています。丹波道主命に関しては彦坐王とする説や、彦坐王の御子:美知能宇斯王とする説があります。丹波地方の他の式内社由緒では、*美知能宇斯王を丹波道主命と想定してます。
丹波道主命は、第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬)でも書いたようにやはりウツシコオです。台与の物語で書いたように、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオは丹波との関連が濃厚です。
*美知能宇斯王とは美知は道、宇斯は牛、道も牛もともにウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)のキーワードです。
~第388話:スサノオのキーワードは角と竹と、、
~第335話:天道根命は道祖神=ウツシコオ
小幡神社のある京都府亀岡市曽我部町穴太の穴太とは鉱山のことです。
亀岡は今でも保津川下りの起点です。この近くの行者山には昭和40年代まで稼働していた大谷鉱山があり、錫(すず)が採れます。
錫は保津川、桂川、淀川を下って、三島の溝杭の掘った運河で東奈良遺跡・沢良宜あたりへと運ばれました。運んだ筏は解体して青銅溶解のために燃料と使用できます。茨木市の東奈良遺跡の地名に「穂積」があり、穂積氏について古事記はウツシコオを穂積氏の祖と記しています。茨木穂積は、保津から運ばれてくる亀岡行者山の錫であったと考証すると上垣内憲一先生は、「謎の四世紀」の中で述べられておられます。~p251
鏡は姿をきれいに映すために、できるだけ錫の比率を多くし、明るい白銅色に仕上げる必要があったこと、金属を溶かす温度をできるだけ低くすることなどから錫は鏡作りに必須の好物なのです。
また丹波の地名の由来として、「諸国名義考」には「田庭なるべし」とあります。これは、かつて豊受大神宮(外宮)が丹波国真奈井にあり、皇大神宮(内宮)の御食事の稲を作っていた広く平らな場所の意味だといいます。昔は赤米が主流だったので、 「赤い米がたわわに実って風にそよぐさまが赤い(丹)波のようみ見える」というように解釈されています。
豊受大神も台与(豊)と思われ亀岡の開拓・開墾をしたと思われます。
~第435話:大宜都比売(おおげつひめ)は台与
亀岡で採れた米も保津川経由で高槻・茨木(邪馬台国)まで運んだと思われます。保津は穂津とも書き、この穂は米のことです。
亀岡には出雲大神宮があります。祭神は大国主と三穂津姫(御穂津:ミ・ホツ姫)です。
~第55話:出雲大神宮と出雲大社 ~亀岡、島根
島根県の出雲大社は亀岡の出雲大神宮のコピーです。
{参考文献}上垣内憲一著 「謎の四世紀」
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

田別王」(「田=農耕地」を先代から「別=ワケ」与えられた、つまり引き継いだ王)の次に「杭俣(くいまた)」長日子の名が見られるのも、彼等が「杭(くい)=土木工事」によって地域の開発を推し進めた実績を端的に表しているのかも知れません。と書きました。◎ワケとは、農業、土木工事に関する事業を行った者という意味
太
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<これまでウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)であることが判明した人物>
第374話:牛鹿臣はウツシコオ! 第371話:彦狭島命~吉備児島
第372話:建日方別:彦狭嶋命 第369話:神武西征~健磐龍命
第365話:君が代(2):君はウツシコオ 第363話:彦はすべて、ウツシコオ
第324話:武内宿禰はウツシコオ!! 第325話:天之日矛はウツシコオ
第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口 第327話:于道朱君の衝撃~新羅
第328話:沙至比跪(サチヒコ) 第329話:アメノヒボコはウツシコオ
第330話:投馬国とウツシコオ~丹波(但馬) 第331話:朱智神社~迦邇米雷王
第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?
第380話:猿田彦は異国人 第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰
第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛!
第336話:大屋彦~根の国は和歌山 第337話:阿多賀田須命~宗像氏
第338話:月読命(ツクヨミ) 第349話:天児屋命はウツシコオ!!
第357話:武甕槌神(タケミカヅチ)考 第317話:ひょっとこ:火男~天之御影命
第318話:空海のルーツは内色許男命! 第319話:和知津美命はワタツミ!!
第320話:欠史八代はヤマト=三島 第230話:三嶋溝抗命たち(複数)
第231話:神八井耳命は三毛入野 第232話:内色許男命は武埴安彦命!
第274話:八咫烏もウツシコオ 第275話:事代主もウツシコオ?
第279話:開化天皇 第280話:建角身命もウツシコオ
第263話:中臣氏~中臣烏賊津 第256話:ウガヤフキアエズのミコト
第244話:大津神社と建南方富命 第245話:豊御気主命は三毛入野!
第246話:高御産巣日神(高木神) 第247話:今迦毛大御神と天若日子
第249話:物言えぬ皇子~阿遅須枳高日子 第251話:猿田彦は塩土老翁神
第252話:迦毛大御神は崇神天皇! 第253話:キサガイヒメはウツシコオの母!
第354話:伊勢津彦はタケミナカタ =ウツシコオ 第254話:興玉命も内色許男命
第361話:宇都志国玉神と宇都志日金拆命 第394話:天御鳥命(武夷鳥命)は火の鳥
第395話:天日鷲命は、、、 第397話:獲加多支鹵大王(ワカタケル) =雄略天皇
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