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法道仙人と水軍

  • tootake
  • 15 時間前
  • 読了時間: 6分

更新日:2 時間前

第1016話


先日(2026.4.12)西国三十三番札所の書写山・円教寺と法華山・一乗寺に行ってきました。いずれも数年前にも行ったことがあり、次のような記事を書いています。書写山圓教寺 →第846話:弁慶 大物(だいもつ)・書写山 第866話:法華山一乗寺と法道仙人


法華山一乗寺で貰ったパンフレットには、次のような「縁起」が書かれていました。前回来た時にはこの「縁起」には気が付いていませんでした。


瀬戸内(せとうち)の海を航海してい た一そうの船に、法道仙人の鉢が飛んできました。けれどもこの船に積んであった米は、税として集められた米だっ たのです。 「これは、税として都へもってゆく米なのです。私が勝手に、差し上げるわけにはゆきません。」 藤井という名の船頭がそう言うと、鉢は空っぽのまま飛び去ってゆきました。ところが、その鉢に続くように、 船に積んである米俵が、次々と飛んでゆくではありませんか。船頭はびっくりして、必死にあとを追いかけまし た。 鉢と米俵は、まるで雁(かり)の群れのように空を飛んで、法華山までやってきました。あとを追いかけてき た船頭は、息を切らせて法道仙人の庵(いおり)にかけつけると、わけを話して、米俵を返してくれるようにた のみました。 法道仙人は笑って許し、もう一度米俵を飛ばして船に戻してやりました。ところがこのとき、どうしたわけか 一俵だけが途中で落ちてしまいました。米俵が堕(お)ちたというので、そこは「米堕村(よねだむら)」と呼 ばれるようになったそうです。 孝徳天皇(こうとくてんのう)が病気になったとき、天皇はこの不思議な話にすっかり感心した天皇は、法道仙人のために、法華山に大きなお寺を建てました。これが現在の法華山一乗寺 のはじまりです。


この「縁起」を読んで、気が付きました。法道仙人は、瀬戸内の水軍の大将だったのです。

法道は神通力で鉢を飛ばし、米などの供物を得ていたため、「空鉢仙人」とも呼ばれていました。「法道は神通力で鉢を飛ばし、米などの供物を得ていた」というのは、この辺りの税を徴収していたということだったのです。


台与がツクヨミ(月読み)と呼ばれていたのは、月=調(つき:ちょう)=税金を集めていたからでした。~第898話:ツキヨミの正体(2):壱岐・対馬


村上水軍は、「海の領主」 でしたが、それは略奪者ではなく、海上安全の保障、水先案内、関所運営(通行料徴収)を行い、独自の秩序を築いていました。

第779話:邪馬台国の水軍(6):忽那水軍では瀬戸内海の水軍(忽那氏)とスサノオの関係を書きました。

忽那氏の神社~ 冠神社(かんむりじんじゃ)の近くにあるのが書写山圓教寺です。

書写山圓教寺の「書写:しょしゃ」は「スサ」です。書写山は、もともと素盞嗚命(スサノオ)が山頂に降り立ち一宿したという故事により、「素盞ノ杣」といわれており、山号の由来はこの「素盞(すさ)」からのものといわれています。スサノオはウツシコオ(内色許男命)です。~第597話:彦狭知の物語9~素戔嗚(スサノオ


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<蛇足の追記>

書写山圓教寺 の背後には、雪彦山が聳えています。

新潟県西蒲原郡弥彦村の弥彦山(やひこやま)、英彦山神宮(ひこさんじんぐう)のある福岡県田川郡添田町の英彦山(ひこさん)とともに「日本三彦山」となっています。

15代応神天皇*が4世紀後半に巡幸の際、夢のお告げによって、雪彦山の一つである鉾立山に社殿を建て、伊邪那岐命・伊邪那美命・保食神を祀ったのが賀野神社の始まりとされています。その後、法道仙人が来て、社殿や金剛鎮護寺を築造、「雪彦山大権現」と名付けました。

*応神天皇は台与です。~第581話:応神天皇(第15代)は台与


第473話: 英彦山と台与では、次のように書きました。

英彦山の彦(日子)はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王あるいは台与です。第363話:彦はすべて、ウツシコオ(内色許男命)です。新潟県にある霊山である弥彦山も彦がつきます。弥彦神社の祭神である天香山命(あめのかごやま)については、天香山命=大彦=大国主=高倉下としています。第454話:大彦は台与!??天香山命=大彦=大国主=高倉下は台与あるいはウツシコオです。


※法道仙人は、インドから来たとされ日本に渡るときに牛頭天王と共に渡ったとされています。牛頭天王は姫路市にある広峰神社に祭られ、その後、京都の八坂神社中の座に祭られたとされています。牛頭天王はスサノオのです。牛頭天王は、仏=台与の守護神でもあります。牛頭天王の牛頭からは、頭に角が生えた人(ツヌガアラシヒト)が連想されます。

第945話:八坂神社と朱智神社


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、タケミカズチとフツヌシ、神功皇后と武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




 
 
 

3件のコメント

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tootake
2時間前
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tootake
14時間前
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法道仙人と水軍:伝説の扉を開く旅

皆さん、こんにちは!歴史の闇に埋もれた物語を追いかけるのが大好きな私ですが、先日、なんとも不思議な伝説に出会ってしまったんですよ。先日(2026年4月12日)、西国三十三番札所を巡る旅で、書写山・円教寺と法華山・一乗寺を訪れたんです。どちらも数年前に訪れているんですが、行くたびに新しい発見があるんですよね。

お寺で知った、意外な繋がり

実を言うと、この二つのお寺、ただ美しいだけじゃなかったんです。円教寺は、以前書いた『弁慶 大物(だいもつ)・書写山』の記事でも触れた場所ですよね。そして今回、法華山一乗寺で「法道仙人」の縁起に触れることができたんです。前回来た時には、この「縁起」には気づいていなかったんですよ。パンフレットを読んでいたら、驚くべきことが書かれていたんです。「書写山・円教寺も、ウツシコオ(内色許男命)、つまりスサノオ(津田の王)と関係がある土地なんだ!」って。さらに、忽那氏の神社である冠神社が曽左(素戔)にあるのも、忽那氏がウツシコオと関係があるからだと、私は思っています。

謎めく法道仙人の伝説

そして、ここからが本題!法道仙人と、瀬戸内を航海していた「水軍」にまつわるお話なんです。ある時、法道仙人の「鉢」が、海を渡る船に飛んできたそうです。ところが、その船には、なんと税として集められた米が積んであったんですね。船頭さんは、「これは都へ持っていく税の米だから、勝手にあげるわけにはいかない」と断ったそうです。すると、鉢は空っぽのまま飛び去っていった…という、なんとも不思議な話なんです。

この伝説、なんだか古代のロマンを掻き立てられませんか?税の米と仙人の鉢、そして水軍。これらの要素がどう結びつくのか、もっと知りたくなってしまいました。

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tootake
14時間前
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<これまでウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王であることが判明した人物>


第374話:牛鹿臣はウツシコオ!   第371話:彦狭島命~吉備児島

第372話:建日方別:彦狭嶋命  第369話:神武西征~健磐龍命

第365話:君が代(2):君はウツシコオ   第363話:彦はすべて、ウツシコオ

第324話:武内宿禰はウツシコオ!!  第325話:天之日矛はウツシコオ

第326話:大日彦(オホヒヒ彦)~守口  第327話:于道朱君の衝撃~新羅

第328話:沙至比跪(サチヒコ)  第329話:アメノヒボコはウツシコオ

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第333話: 牛頭天王(スサノオ)はアメノヒボコ?

第380話:猿田彦は異国人     第401話:犬養氏:スサノオは天手力男神=野見宿禰

第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオ 第334話: 大彦は、五十猛! 

第336話:大屋彦~根の国は和歌山  第337話:阿多賀田須命~宗像氏

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