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成相寺:文武天皇は台与

  • tootake
  • 1 日前
  • 読了時間: 6分

第867話


成相寺(なりあいじ)は、京都府宮津市にあります。境内から日本三景天橋立を眼下に望むことが出来ます。慶雲元年(704)に文武天皇の勅願寺として真応上人が創建したと伝えられ、本尊は身代わり観音、美人観音として名高い聖観世音菩薩です。


身代わり観音の伝説は次のようなものです。

一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中、深雪の為、里人の来住もなく食糧も絶え何一つ食べる物もなくなり、餓死寸前となりました。死を予感した僧は「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と本尊に祈りました。すると夢ともうつつとも判らぬ中で堂の外に傷ついた鹿が倒れているのに気付きました。僧として肉食の禁戒を破る事に思い悩んだが命に変えられず、決心して鹿の腿をそいで鍋に入れて煮て食べました。やがて雪も消え、里人達が登って来て堂内を見ると、本尊の腿が切り取られ鍋の中に木屑が散っていました。 それを知らされた僧は観音様が身代リとなって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになりました。此れよりこの寺を願う事成り合う寺、成合(相)寺と名付けました。


つまり、今回も鹿;狩猟者改心のモチーフが用いられています。西国三十三番札所に共通するモチーフです。~第856話:行願寺と狩人

このモチーフは狩猟から稲作へのスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)・台与の邪馬台国の国家方針です。


そして、この成相寺の創建者とされる文武天皇ですが、、

文武天皇は第42代の天皇で、諱は、珂瑠(かる)、軽(かる)*。

和風諡号は2つあります。倭根子祖父天皇」(やまと ねこ とよおほぢの すめらみこと、天之真宗祖父天皇」(あめの まむね とよおほぢの すめらみこと)でどちらも豊がは入っています。なお文武天皇の祖父は、天武天皇で天武天皇は、台与です。※

諱の珂瑠(かる)、軽(かる)は、第851話:hidemaru3375.com/post/羽曳野:大阪と邪馬台国で書いたように、大阪府羽曳野市で台与(=ヤマトタケル)と関係の深い地です。

これまで、西国三十三番札所の寺院のほとんどを創設したのウツシコオでした。文武天皇も台与だとすれば、話が通ります。天武天皇は、竹取物語に登場する帝のモデルともされています。竹取物語のかぐや姫も台与です。

※古事記、日本書紀は藤原不比等が創作した歴史書に見せかけた小説です。古代の歴代天皇はすべて台与です。


成相寺から見える天橋立の西側の海は、阿蘇海といいます。阿蘇は台与の別名です。~第428話:阿蘇都媛は台与

・成相寺は宮津市にあります。宮津姫は、宮簀媛、美夜受比売、宮酢媛命などと表記され、尾張の熱田神宮、関わる重要人物と伝えられるヤマトタケルの后ともされています。

ヤマトタケルは台与です。~第439話:ヤマトタケルは台与 

・成相寺の麓で阿蘇海に面している与謝野町の与謝野(よさの)も台与と関係の深い地名です。第617話:大阪と邪馬台国:我孫子(あびこ)では、次のように書いています。

孝昭天皇の皇后の世襲足媛(よそたらしひめ)のよそは、瓢箪のことです。

豊受大神を祭る神器の一つは瓢箪だそうです。丹後国与謝郡の与謝(よそ)の地名起源は瓢箪(ひょうたん)であると海部氏勘注系図の割注に書かれています。~第443話:孝昭天皇は台与です。


これまでに書いた 西国三十三所の記事

(1)青岸渡寺 →第543話:熊野の神々は、、、 

(2)金剛宝寺(紀三井寺)→第590話:彦狭知(ヒコサチ)の物語2 

(3)粉河寺 →第768話:長髄彦と粉河寺~那賀郡

(4)施福寺→第850話:hidemaru3375.com/post/槇尾山-施福寺 

(5)葛井寺→ 第794話:葛井寺と王辰爾  (6)南法華寺(壺阪寺) → 第796話:壺阪寺と台与

(7)岡寺(龍蓋寺)→ 第795話:岡寺と台与(豊) 

(8)長谷寺 → 第666話:元伊勢(13)~長谷寺・與喜天満宮 

(9)興福寺 南円堂 → 第793話:空海(6):虚空菩薩 (10)三室戸寺 →第723話:三室戸寺~宇治(莵道)(11)醍醐寺 上醍醐准胝堂 →第855話:醍醐寺と白髪の老人

(12)正法寺→第858話:岩間寺と狗奴国:塔の峰

(13)石山寺 →第857話:石山寺:石(岩)と金

(14)園城寺(三井寺 観音堂)→第860話 :園城寺(三井寺)

(15)今熊野観音寺→第861話:今熊野観音寺:熊野権現の出現伝説 

(16)清水寺→清水寺と地主神社 (17)六波羅蜜寺:六波羅蜜寺と銭洗い弁財天

(18)六角堂→第519話:六角堂と平安京(頂法寺)

(19)革堂(行願寺)→第856話:行願寺と狩人 (20)善峯寺 →第859話:善峯寺と鷲尾寺

(21)穴太寺→第824話:穴太寺と穴太衆=土蜘蛛  (22)総持寺 → 第823話:総持寺幻想~大阪府茨木市

(23)勝尾寺→勝尾寺と三所権現 (24)中山寺 →第706話:中山寺・清荒神・売布神社~宝塚市

(25)播州清水寺 →播州清水寺:法道仙人(26)一乗寺:法華山一乗寺と法道仙人

(27)圓教寺 →第843話:弁慶 大物(だいもつ)・書写山

(28)成相寺 →今回(29)松尾寺 (30)宝厳寺→第705話:竹生島神社・宝厳寺 ~琵琶湖 

(31)長命寺→ 第709話:hidemaru3375.com/post/長命寺:武内宿祢と聖徳太子 (32)観音正寺

(33)華厳寺→第725話:谷汲山(たにぐみさん):大口大領

 番外 元慶寺(山科)→第720話:毘沙門堂~京都市山科


       これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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3件のコメント

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tootake
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tootake
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尚、『摂津国風土記』逸文に、 止与宇[注 1]可乃売神は、一時的に摂津国稲倉山(所在不明)に居たことがあったと記されている[注 3][1]。また、豊受大神の荒魂(あらみたま)を祀る宮を多賀宮(高宮)という(外宮境内社)。

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tootake
1日前
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<台与シリーズ>

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