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阿久斗比売は渟名底仲媛命

第192話


前号で書いた阿久斗比売(アクトヒメ)は、安寧天皇の本来の后です。

日本書記では、安寧天皇の皇后は渟名底仲媛(ぬなそこなかつひめ)となっています。

渟名底仲媛命(ぬなそこなかつひめ)この名前は「茅渟の海」を連想させますと書いたことがあります。高師の浜のあだ波~高石・高槻


安寧天皇の子である懿徳天皇(4代天皇)の皇子に、血沼之別(チヌノワケ別名は多芸志比古命)という人物がいます。血沼とは、高師小僧の高石(大阪府高石市)を指すと思われます。神武天皇(饒速日)は高師小僧を求めてめて、高石に来たことはすでに書きました。チヌノワケ別名は古事記では多芸志比古命(タギシヒコ)で、タギシミミとよく似ています。手研耳命は神武天皇の長男で後に反乱を起こしています。

多芸志比古命は、日本書紀では、武石彦奇友背命(たけしひこくしともせのみこと)とされています。武石を高石とすれば、話が繋がります。


そして日本書紀では渟名底仲媛命は鴨王の娘、先代旧事本記では天日方奇日方命の娘とされています。鴨王と天日方奇日方命は同一人物と思われ、このブログではウツシコオです。


鴨王=天日方奇日方命=珍彦(うずひこ)です。神武天皇の水先案内人が宇陀市榛原で兄磯城(えしき)を挟み撃ちにより破ったのです。吉井良隆氏(前西宮神社宮司)が指摘されて通り椎根津彦命は大阪湾北側を支配する海部の首長であった思われます。


私は神武=饒速日が高石の権利者である渟名底仲媛命を政略結婚で高槻(邪馬台国)に連れて行ったという筋書きが考えています。


渟名底仲媛命(=阿久斗比売)の墓は和泉黄金塚古墳(大阪府和泉市上代町)だと思います。


※これまでの記事はこちらです。

※このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。



阿久刀神社 大阪府 高槻市 清福寺町



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