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杜屋神社~下関市豊浦町

  • tootake
  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:3 日前

第735話 #三穂津姫 #邪馬台国 #台与


「豊」の付く地名は、台与(豊)と関係しているのではないかと思って日本各地の豊の付く地名を探っています。


下関市豊浦町大字黒井に長門三の宮の杜屋神社があります。祭神は三穂津姫命です。

三穂津姫命は京都府亀岡市千歳町千歳南所にある出雲大神宮の祭神です。

”みほつ”は御穂津(ミ・ホツ)と書くべきでしょう。ホツは穂積氏のホズ、保津川のホズです。島根県にある出雲大社は、亀岡の出雲大神宮のコピーで、古事記、日本書紀の作成に伴って創られたものです。


亀岡は錫の鉱山があり、保津川は採掘した錫を運ぶ輸送手段です。三穂津姫命(御穂津姫)保津川の守り神だったのです。~第604話:鉱物と邪馬台国(2)~亀岡:錫  


この三穂津姫命は、曰本書紀の出雲征服譜の中で、次のように語られています。

「故、経津主神、岐神*を以て郷導として、周流きつつ削平ぐ。逆命者有るをば、即ち加斬戮す。帰傾ふ者をば、仍りて加褒美む。是の時に、帰順ふ首渠は、大物主神及び事代主神なり。乃ち八十万の神を天高市*に含めて、帥ゐて天に昇りて、其の誠款の至を陳す。時に高皇産霊尊、大物主神に勅すらく、「汝若し国神を以て妻とせば、吾猶汝を疏き心有りと謂はむ。故、今吾が女三穂津姫を以て、汝に配せて妻とせむ。(後略)」


従わぬ者は殺戮し、帰頼した者には血縁の女性と結婚させ、連繋を強めるという政略は、神話の世界というよりは、現実政治のものです。その帰順者の大物主神と事代主神が「天」に昇ったとは、征服者の本拠地(邪馬台国=ヤマト)に参じたことを示しています。


事代主は、古事記では大国主=大物主神の子とされていますが、ここでは出雲内の一勢力の長、「首渠」と表現されています。事代主はウツシコオです。~ 第275話:事代主もウツシコオ 大物主は台与です。~第653話:大神神社(16)~大物主は台与!!

台与はウツシコオの子です。

*岐神はウツシコオです。~第536話:塞ノ神と佐比の岡とおくどさん 第267話岐神~クナトの大神

*天高市=高天原は大阪府交野市です。~持統天皇(第41代)~高天原は交野市


三穂津姫命(御保津姫)=タケミカヅチ(武甕槌大神)、経津主神=岐神=ウツシコオとすれば、このブログでさんざん書いてきた台与とウツシコオのコンビとなります。


台与とウツシコオは、日本各地を平定し、河川を改修し稲作を促進してきたのです。


長門国一の宮は、住吉神社(長門國一宮住吉神社:山口県下関市一の宮住吉)で、住吉三神(三筒男)をはじめ、応神天皇や神功皇后を祀っています。

この神社は、大阪の住吉大社・博多の住吉神社と並んで「日本三大住吉」のひとつに数えられ、特に荒魂(あらみたま)を祀る点が特徴的です。国宝に指定された本殿は、室町時代初期の大内弘世によって造営された九間社流造という珍しい様式で、建築史的にも非常に貴重な存在です。


長門国二の宮は前回書いた忌宮神社です。

山口県下関市長府の忌宮神社は、下関のイトテ*を降服させたと日本書記に載る仲哀天皇を主祭神とする古社で、仲哀天皇の豊浦宮の跡といわれています。忌宮神社のある長府は古来、瀬戸内の航路の終点でした。それは、ここから西の関門海峡の潮流が非常に激しいために航海の難所となっていて、人びとは、ここで船をいったん降りて、陸路を下関まで向かったのです。おそらく古代には、長府から長門一の宮の住吉神社を通って、弥生遭跡のある綾羅木(あやらぎ:下関市)へと道は通じていたので、忌宮も住吉神社も、その方向に 道が通じるようになっています。~倭人と韓人 イツツヒコ・イソタケル・イタテ

*イトテについては後述予定。→イタケルは台与(1)


ところで、杜屋神社の杜屋(モリヤ)、物部守屋ではないでしょうか。

長門国一の宮は、住吉神社では、三筒男、応神天皇、武内宿祢、神功皇后とともに建御名方神(タケミナカタ)も祀られています。そのタケミナカタ(建御名方神:南方刀美神)を祀る諏訪大社の本宮(ほんみや)は、赤石山脈北端の守屋山北麓に鎮座しています。


第602話:宗像三女神と三筒男はでは、底筒男・中筒男・表筒男(三筒男)は、タケミナカタ=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王としています。




<豊の地名がつくこれまでの記事>

・豊浦:第734話:豊浦~豊浦宮・豊浦大臣

・豊島(東京都):第732話:鬼子母神は台与?~東京都豊島区では、豊島区、前々回は、

・豊郷(滋賀県):第553話~阿自岐神社~滋賀県豊郷町安食 

・豊里(大阪市東淀川区):第542話:大枝神社:“たいし”は太子=台与  

・豊川(大阪府茨木市):第718話:川端康成~茨木市の春日神社

・豊島(武蔵国豊島郡芝崎村:東京都千代田区外神田):第733話:神田明神は台与? 


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




 
 
 

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tootake
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<台与シリーズ>

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