top of page

月読命(ツクヨミ)の正体(1):秦氏

  • tootake
  • 1 日前
  • 読了時間: 6分

更新日:15 時間前

第897話


小川月神社は、京都府亀岡市馬路町にあります。祭神は、月読命(つくよみのみこと)で

明治以前には「月読(神)社」を称し、現在でも「つきよみさん」と呼ばれて親しまれています。


当社は大堰川*の左岸(東側)に鎮座しているが、大堰川を挟んだ西方、千代川町に小川という字名があり、和名抄に見える「桑田郡*小川郷」の遺称地であるとされています。


大堰川は、保津川下りで知られており、大堰川(おおいがわ)、保津川と同じ川です。

第826話:保津川と葛野大堰で書いたように、秦氏と関係の深い川です。

大堰川沿いには他にも松尾大社系の神社があるので、下流の葛野坐月読神社(松尾大社摂社)との関係が指摘されています。大堰川を遡る形で秦氏による開発が進み、それにともなって創祀されたと考えられている。

*桑田~第508話:桑田皇女と奈具遺跡では、湖であった丹波地方の開拓のため来た大山咋神が、保津峡の開削を始めたと伝えられています。~第339話:丹の湖~亀岡盆地は湖だった!!

第425話:秦氏と大山咋神で書いたように大山咋神は秦氏の神です。そして台与(豊)と秦氏は深い関係があることも述べました。~hidemaru3375.com/post/台与と秦氏


「丹波国桑田郡小川月神社之事」という文書には、この小川月神社は、伊勢両宮(内宮・下宮)が丹後国与謝郡に遷座した時の末社であるとも、丹波国に鎮座していた時の末社であるともし、「神代よりの旧地なり」と記しています。また、出雲神社(亀岡市千歳町の出雲大神宮)の鎮座よりも古く、同神社と同等の神社で桑田郡の「第二之大社也」とも記されています。境内は南丹高校南部の田畑の中に立つ。神社を中心とした1.3haの田地の地名が「月読」であることから、この田地が昔の神域であったのではないかと推測されています。


・京都府京都市西京区松室山添町にある月読神社は、現在は松尾大社摂社です。「松尾七社」の一社。松尾大社の南400メートルの地に鎮座しています。


・第338話:月読命(ツクヨミ)~京都市西京区桂では、京都市西京区桂上野とツクヨミの関連を書きました。

山城国風土記では、月読尊が天照大神の勅を受けて、豊葦原の中つ国に下り、保食神のもとに至ったとき、湯津桂に寄って立ったという伝説があり、そこから「桂里」という地名が起こったと伝えています。上野村(京都市西京区桂上野)は、上野(かみの)を古くは神野村と称し、ここに月読塚なるものがあったようです。山城国風土記では、月読尊が天照大神の勅を受けて、豊葦原の中つ国に下り、保食神のもとに至ったとき、湯津桂に寄って立ったという伝説があり、そこから「桂里」という地名が起こったと伝えています。上野村(京都市西京区桂上野)は、上野(かみの)を古くは神野村と称し、ここに月読塚なるものがあったようです。


桂川と合流する綴喜郡の木津川流域には、隼人*との関係が推測される月讀神社や樺井月神社が、保津川を通じて葛野郡に隣接する丹波国桑田郡には小川月神社が存在するなど、桂川周辺には月神を奉祀する信仰の遺跡が広範に確認できます。山背への月読分祀の背景には,単なる葛野の月読神社という一つの神社の移遷に留まらない、大規模な動きがあったと考えられています。*隼人は、ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王、台与の一族です。~第304話:隼人族は呉の勝


・月読神社の京都への勧請に際しては渡来系氏族(特に秦氏)の関わりがあったと考えられており、松尾大社の摂社である、月読神社にある月延石(つきのべいし)は、- 「安産石」とも呼ばれ、安産の神として信仰されています。雍州府志所載の伝説では、この石は元は筑紫にあり、神功皇后が応神天皇*を産む際にこの石で腹を撫でて安産し、のち舒明天皇の時に月読神社に奉納されたといいます。*神功皇后=応神天皇は台与です。


秦氏が太秦で祀った大酒(おおさけ)神社は、「延喜式」神名帳によれば元の名は「大辟」だと明記されています。播磨にも大避神社があり、その社伝によれば、秦河勝がその地で没したあと秦氏の祖酒公を祀ったとされ、大荒(おおさけ)または大酒と称したが、1068年に大避の文字に改めたようです。今その地名は坂越(〒678-0172 兵庫県赤穂市)ですが、むかしはシャクシ(尺師、釈師)と呼ばれていて、柳田国男によれば、「シャクシ(シャグジ)」は石神、塞(サイ)の神、道の祖神(注:つまり、猿田彦神)を言い、塞の神の「サイは限境の義」であり、「サケ」「ソウ」もサカ(坂)・サキ(崎、前)・サク・セキ・ソキ・ソク・ソコらも同義の語で「凡て皆隔絶の義」だと指摘されています。

第465話:ミシャグジ様は物部守屋=ウツシコオでは、ミシャグジ=タケミナカタ=物部守屋=台与となります。と書きました。


これらのことにより、月読(ツキヨミ)は、秦氏=台与と非常に深い関係にあることが分かります。  次回:月読の正体(2):壱岐・対馬に続く(予定)


=======================================

<松尾大社の摂社>

・御船社 - 祭神:天鳥舟命。天鳥舟命は、建比良鳥命と同神です。建比良鳥命は台与です。

・聖徳太子社 - 祭神:聖徳太子。月読尊を崇敬した太子の霊を祀ったものとされていますが、聖徳太子は台与です。~第540話:広隆寺と聖徳太子立像 第781話:日出処天子の嘘  



関連項目:第197話:大避神社~秦氏はユダヤ人?!

    :760話:天武天皇は台与(1):ツクヨミ

    :第339話:丹の湖~亀岡盆地は湖だった!!

    :第482話:大酒神社と台与、ウツシコオ


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>


ree

 
 
 

3件のコメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
tootake
13時間前
5つ星のうち5と評価されています。
編集済み
いいね!

tootake
13時間前
5つ星のうち5と評価されています。

鹿野山 神野寺は推古天皇六年(五九八)、聖徳太子によって日本で4番目に開かれた、関東最古の名刹(古寺)であり、関東三大修験道(鹿野山、筑波山『茨城』、榛名山『群馬』)の一山であります。


縁起 | 神野寺

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BC%8A%E7%94%9A%E5%9B%BD%E9%80%A0

編集済み
いいね!

tootake
1日前
5つ星のうち5と評価されています。

<台与シリーズ>

hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)

https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)

https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与

https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇

https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??

https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山

hidemaru3375.com/post/台与と秦氏  敏達天皇は台与(豊) 

衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!

孝昭天皇は台与:日原は目原  飯豊王女は台与(トヨ)なのか?

金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ    大宜都比売(おおげつひめ)は台与 

倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ??  神八耳命は台与(豊)

饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作  台与は饒速日②~交野市倉治

小楯姫は台与:小楯は枚方   四道将軍:日子坐王は台与!

少彦名大神(スクナヒコ)は台与!  大彦は台与!??

ウマシマジは台与!    阿蘇都媛は台与

沼河比売は小楯姫=台与  タケミカヅチは台与!!

ヤマトタケルは台与  瓊瓊杵尊:ニニギは台与

継体天皇はトヨ(台与)??!  継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社

継体天皇は台与3~田井(寝屋川市)  英彦山と台与

山部赤人は台与!  八幡神は台与!!

とよ(乎止与命・台与・臺與)  台与の物語

いいね!
bottom of page