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tootake

五十猛彦は饒速日!

更新日:2023年10月8日

第53話


私の説、大彦=大国主を検証してみようと思って色々調べて見ました。


記紀では、大彦は、第8代孝元天皇と欝色雄命の妹で皇后の欝色謎命(うつしこめのみこと、内色許売命)との間に生まれた第1皇子です。同母兄弟として開化天皇(第9代)、少彦男心命(すくなひこをこころのみこと、少名日子建猪心命(すくなひこたけゐこころのみこと)、倭迹迹姫命(やまとととひめのみこと)がいます。


大国主の方を調べて見ると母は刺国若比売、奇稲田姫と書かれています。

奇稲田姫はクシナダ姫として神話に出てきますので、おなじみの名前です。

刺国若比売(さしくにわかひめ)は、聞いたことがありません。『古事記』にでは刺国大神の子とされています。刺国大神の「刺す」は「標(しめ)」を刺すこと、占有すること、親の意と解し、名義は「国を占有する親」と考えられます。


そして大国主の父は天之冬衣神(あめのふゆきぬのかみ)。また『日本書紀』正伝によると素戔嗚尊(すさのおのみこと)の息子。日本国を創った神!と書かれています。


古事記には、大国主はひどい兄弟たち(八十神たち)に二度も殺されて生き返り、黄泉の国まで逃亡したと書いてあります。さらに大国主の母とされる刺国若比(さしくにわか姫)は、八十神たちに殺された息子の大国主神を見て嘆き悲しみ、高天原の神産巣日神に懇願し、遣わされた𧏛貝比売(きさかひひめ)」・「蛤貝比売(うむかひひめ / うむぎひひめ)に生き返らせてもらいました。しかしまたも八十神たちの謀略によって大国主神が殺されたため、再び蘇生させて息子に大屋毘古神の木の国に行くよう施したとあります。(暗殺は未遂だったようです。)


やはり、大国主は暗殺されたのです。「八十神たち」というのは、大和(邪馬台国)のウツシコオに間違いありません。大屋毘古神の木の国へ行けという意味は、かばってくれる者の所へ行けということでしょう。かばってくれるのは実の父の大屋毘古神です。


さて、ここからが問題です。大屋毘古神(おおやびこのかみ)は、五十猛神の別名なのです。大屋彦命・大彦命とする説もあります。

大屋毘古神(孝元天皇:饒速日?)の木の国に行くよう施したとありますからこっちが本当でしょう。始祖彦火明命の児の天香語山命の註に、大屋津比賣命を娶り高倉下を生んだと記述されています。


以前、孝元天皇は五十猛彦(イソタケル、イタケル)という記事を書きました。あの五十猛です。そして大国主の父とされる天之冬衣神は、日本国を創った神。


孝元天皇は、五十猛彦=天之冬衣神、日本国を創った神、カミムスヒ、記紀が名前を隠したい人物、そして、椿井大塚山古墳から出土した驚くべき副葬品。そんな人物は一人しかいません。


天之冬衣神は饒速日ではないでしょうか。


※これまでの記事はこちらです。このプログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。

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