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神田明神は台与?

  • tootake
  • 7月4日
  • 読了時間: 5分

更新日:7月5日

第733話 #酒列磯前神社 #大洗磯前神社 #台与(豊)


「豊」の付く地名は、台与(豊)と関係しているのではないかと思って日本各地の豊の付く地名を探っています。前回:鬼子母神は台与?~東京都豊島区では、豊島区、前々回は、豊川でした。~豊川稲荷:吒枳尼天(だきにてん)~愛知県豊川市


<豊の地名がつくこれまでの記事>

・豊郷(滋賀県):第553話~阿自岐神社~滋賀県豊郷町安食 

・豊里(大阪市東淀川区):第542話:大枝神社:“たいし”は太子=台与  

・豊川(大阪府茨木市):第718話:川端康成~茨木市の春日神社


神田明神(かんだみょうじん)は、東京都千代田区外神田二丁目にあります。正式名称は神田神社(かんだじんじゃ)です。神田祭を行う神社として知られ、神田、日本橋(日本橋川以北)、秋葉原、大手町、丸の内、旧神田市場・築地魚市場など108か町会の総氏神です。

<祭神>

一ノ宮 - 大己貴命(オオナムチ)天平2年(730年)鎮座

二ノ宮 - 少彦名命(スクナヒコ)。1874年(明治7年)に大洗磯前神社より奉祀

三ノ宮 - 平将門命。除災厄除の神様。延慶2年(1309年)奉祀


社伝によれば、天平2年(730年)、武蔵国島郡芝崎村に入植した出雲系の氏族が、大己貴命を祖神として祀ったのに始まるとされています。


・武蔵国島郡芝崎村に入植した出雲系の氏族とは物部一族末裔の事です。

・出雲とは、台与のことです。~第674話:伊豆・出石・出雲


神田はもと伊勢神宮の御田(おみた=神田)があった土地で、神田の鎮めのために創建され、神田ノ宮と称していました。神田=神の田、神=台与とすれば、話が通じます。


患者明神は江戸時代、江戸城増築に伴い慶長8年に神田台へ、さらに元和2年(1616年)に現在地へ遷座したとのことです。天皇が参拝する神社に逆臣である平将門が祀られているのはあるまじきこととされて、平将門が祭神から外され、代わりに少彦名命が茨城県の大洗磯前神社から勧請されました。平将門神霊は境内摂社に遷され、太平洋戦争後の1984年(昭和59年)になって本社祭神に復帰します。平将門は、菅原道真・平将門・崇徳天皇が三大怨霊とされています。


大洗磯前神社は茨城県大洗町にありますが、少し離れた茨城県ひたちなか市に酒列磯前神社(さかつらいそさきじんじゃ)があります。ともに磯前神社です。

大洗磯前神社の祭神は、大己貴命・少彦名命です。平安時代の歴史書である日本文徳天皇実録によると、文徳天皇の斉衡3年(856)、現在の神磯に御祭神の大己貴命・少彦名命が御降臨になり、「我は大奈母知、少比古奈命*なり。昔此の国を造りおへて、去りて東海に往きけり。今民を済すくわんが為、亦帰またかえり来たれり」と仰ったことから、当社が創建されたと伝わっています。


*大奈母知はオオナモチ(大名持ち=大穴持ち)→大国主~第562話:大国主:創られた神 、少比古奈命は少彦名命(スクナヒコ)~第463話:少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 


酒列磯前神社の社伝も同様の内容ですが、少彦名命が酒列磯前神社の主祭神に、大名持命は大洗磯前神社の主祭神としてお祀りされています。酒列磯前神社と大洗磯前神社は二社で一つの兄弟神社となっています。~第730話:氷川神社と氷川女体神社~埼玉県さいたま市で書いたように、このブログでは、大きな神社の近くには同じような大きな神社があることを見てきました。上賀茂神社と下賀茂神社、鹿島神宮と香取神宮などです。

二つの神社が近くにあるということは、一つは、台与でもう一つはウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王のためのものです。大磯の辺りに、台与とウツシコオのコンビが遠征してきたときに拠点にしたのでしょう。


神田明神は、出雲系の氏族とは物部末裔の一族が、この辺りに移住し武蔵国豊島郡としたものでしょう。


社伝によると、天平2年(730)に出雲氏族の真神田臣(まかんだおみ)により武蔵国豊島郡芝崎村(千代田区大手町・将門塚周辺)に創建されました。この地方に進出した天神系物部氏の同族尾張氏がその祖神・天火明命*を祭ったのが創建です。物部氏は神武天皇東征で帰順するまで、畿内土着の国つ神大己貴命の感化により結び着いてしまったため「かへりごとせず」という時期が続いていたという伝承のある氏族です。


新編一宮市史は、真清田神社古縁起に、真神田は壬申の乱功臣神麻加牟田陀君であり、三輪氏の同族であるうえに、古縁起の竜神信仰は大三輪神(大己貴命)*が蛇と関係があることと根底でつながっているという見解を述べています。~社家の姓氏-大三輪氏系真神田氏-


天火明命(彦火明命)は 台与です。~第729話:ウマシマジ=彦火明命は台与2

*大三輪神(大己貴命)=大物主も台与です。~第653話:大神神社(16)~大物主は台与!!



※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>





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2件のコメント

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tootake
7月03日
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<台与シリーズ>

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