第567話 #綏靖天皇 #台与(豊) #邪馬台国
綏靖天皇(すいぜいてんのう)、日本書紀での名は神渟名川耳天皇(かんぬなかわみみのすめらみこと)。
ぬなかわ:渟名河は現在の姫川で、その名は奴奈川姫(ぬなかわ)に由来し、「底なる玉」はヒスイ(翡翠)を指していると考えられ、第二代綏靖天皇は神渟名川耳天皇(かんぬなかわみみのすめらみこと)です。そして大彦の子は武渟川別(たけぬなかわわけ)です。~第262話:沼河比売(ぬなかわひめ)
古事記によると、大国主はコシの沼河比売(ぬなかわ)を妻にしようとはるばる訪ねて行き、歌を詠み交わして次の日に結ばれたといいます。ヌナカワは、ヒスイの原石産地です。
大彦=大国主=カミヌナカワ=綏靖天皇です。そして沼河比売は小楯姫=台与です。
綏靖天皇の母は事代主神の娘の媛蹈鞴五十鈴媛命で、綏靖天皇の皇后は、五十鈴依媛命(いすずよりひめのみこと)で日本書紀によると事代主神の娘で、綏靖天皇の叔母(母の妹)に当たるとされています。*下記
一書では磯城県主の娘の川派媛、古事記で河俣毘売(かわまたびめ)としています。
川俣(かわまた)は大阪府東大阪市の地名です。〒577-0063 この河俣毘売が五十鈴姫(ホトタタライスケ依姫)で台与です。~ 河俣毘売(かわまたびめ)~放出(はなてん)
綏靖天皇が即位してからの業績は、全く記載されていません、しかし、各地に綏靖天皇の伝承が残っています。
甲斐国の伝承~甲斐国に伝承が多く存在します。山梨県甲府市中央にある甲斐奈神社や甲府市下向山町にある佐久神社、甲府市朝気にある熊野神社は綏靖天皇の御代創建とされています。甲斐国山梨郡甲斐奈神社社伝によると綏靖天皇の皇子:土本毘古王、甲斐国疏水工事を行い、開拓の御業なせし時、中央の山上甲斐奈山に、白山大神*を祀る事に始まり、以来延喜式神名帳に載る如く甲斐国鎮守の神として尊崇された”とされています。*白山神社~菊理媛神~大目は大日(守口市)
甲斐国八代郡佐久神社社伝には”彦火火出見尊の後裔向山土本毘古王は媛靖天皇の勅命により国造として甲斐に入国後、一面の湖水を切り開き平土を得た。住民安住の地を確保した功績は偉大なるものであり、甲斐の大開祖として崇められた”とあります。
甲斐国山梨郡熊野神社社伝でも綏靖天皇の御宇、皇子土本毘、甲斐国開拓に際し、邑を設け守護神・五穀豊饒の御神とあります。
向山土本毘古王は綏靖天皇の皇子で、佐久神社社伝に彦火火出見尊の後裔であるとされています。彦火火出見尊は台与です。~https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか?? 土本毘古王も台与でしょう。(後述予定→日向土本毘古王=沙本毘古王は台与)
※当時、土木工事:開拓を行うことができたのは秦氏=台与しかいません。~ダイダラボッチ・大人弥五郎
千葉県袖ケ浦市飯富字東馬場にある上総国式内社飽富神社は綏靖天皇元年の創始とされ、天皇の兄の神八井耳命が創建したと伝えられています。神八井耳命も台与です。~聖徳太子伝説~堀江と茨田堤
群馬県高崎市にある上野国式内社榛名神社は綏靖天皇の時代に饒速日命の御子、可美真手命父子が山中に神籬を立て天神地祇を祀ったのが始まりといわれています。
饒速日も可美真手も台与です。~饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治 ウマシマジは台与!
・綏靖天皇を祭神とする神社は熊本県と大分県に多く、阿蘇神社で祀られている金凝神は綏靖天皇と同一であるとされています。~阿蘇都媛は台与
また次いで多いのは四国で、愛媛県伊予三島市(現四国中央市)豊岡町にある井川神社や東予市安用甲にある佐々久神社、徳島県三好郡東みよし町にある若宮神社でも祀られています。豊岡町では弟の神八井耳命とともに耳神様として信仰されています。金凝神も台与と思われます。~五十鈴姫は鉄の神 神八耳命は台与(豊)
・筑前国怡土郡産宮神社社伝によると、産宮神社御祭神である奈留多姫は神渟名河耳命(綏靖天皇)を安産し、以後、「産宮」と称えて安産守護の神と祭るとありため奈留多姫が綏靖天皇の母とされています。この話は、神功皇后が応神天皇を出産した話と関連しています。
神功皇后も応神天皇も台与です。~忍熊王は卑弥呼・天忍穂耳尊?? 劔神社と忍熊王
上記により、綏靖天皇は台与(豊)です。
ちなみに、第533話:~弓削部虚空では、綏靖天皇の母で媛蹈鞴五十鈴媛命は大女(エムスメ)=卑弥呼、五十鈴依媛命が、オトムスメ:イスズ依姫=台与としています。
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

高師小僧~大阪府高石市
大伴氏も高槻にいた!
久米氏と大伴氏
御蔭神社 BC581年からと伝わる御生神事|ガイドブックに載らない京都
御蔭山
御生神事の起源(7)ー切芝(きりしば)と下鴨神社七不思議|おくまんさま
豊受大神の謎ー1⃣ 豊受大神と稲荷神社を考える(3) : 神社から考える古代史ー日子坐王ノート
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ??
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語