妙高山と善光寺
- tootake
- 7月24日
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第753話 #邪馬台国 #台与
妙高山は、新潟県妙高市にある標高2,454メートルの成層火山で、日本百名山に選定されています。妙高山は、長野盆地に広がる「善光寺平」の背後にそびえる信越五岳で、その中では最高峰です。古い善光寺参詣曼荼羅や絵画資料には、これら五岳が善光寺を守護する山々として描かれており、妙高山も含めた風景全体が善光寺信仰の一部を成していました。
妙高山と善光寺の関連
江戸時代末まで、妙高山の山頂には小さな阿弥陀堂があり、そこに祀られていた阿弥陀如来三尊は善光寺の本尊「善光寺如来」と同じ姿でした。山頂の像は「妙高山如来」と呼ばれ、妙高山信仰が阿弥陀信仰であり、その源流が善光寺にあることを示しています。
<信越五岳と善光寺の結びつき>
善光寺平を囲む信越五岳(妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山、斑尾山)は、古来より善光寺信仰と不可分の関係を結んできました。江戸期以前の善光寺参詣曼荼羅や絵画資料には、これら五岳が善光寺を守護する山々として描かれており、山岳信仰と寺院信仰の結節点としての役割が明らかです。これまでこのブログでは、山岳信仰と台与について述べてきました。
・黒姫山 ~第751話:黒姫山:黒姫は台与
黒姫山は修験道の霊場で、山麓に善光寺の別当寺院(講中の拠点)が設置されており、参詣曼荼羅に描かれる北方の守護山として、地元講中に護符や絵馬を通じた信仰網が張られていました。
・戸隠山~第687話:戸隠神社と天岩戸伝説
戸隠神社を中心に修験が栄え、善光寺参詣者が「善光寺→戸隠→善光寺」の巡拝ルートをとる形で結びついていました。江戸期には戸隠山頂の宝光社などが善光寺の別当を兼務し、両社仏閣の相互加護信仰が成立しています。
・ 飯縄山
飯縄権現を祀る山伏たちが善光寺平各地で護摩を焚き、山頂で授与される護符が善光寺講中にも広がりました。修験者同士のネットワーク構築により、山岳修行と善光寺参詣が一体化し、飯縄権現の歴史や信仰は、山岳宗教、修験道、武将の戦勝祈願、農村の火防・豊穣祈願といった多彩な要素が融合したユニークな日本固有の信仰形態となっています。なお権現は台与です。~第720話: 中臣印達神社:権現は台与
・ 斑尾山 ~第752話:斑尾山の薬師伝説~泰澄と行基
斑尾山麓の寺院は善光寺講の支点となり、武士層の信仰も受けました。野尻湖を一望する斑尾山の姿は絵馬や絵図に描かれ、善光寺参詣者にとって霊験と景観の両面で象徴的な存在となっています。
このように信越五岳と善光寺の結びつきは大きく、善光寺の東北、北陸への影響力は多大なものがあります。
善光寺本尊(一光三尊阿弥陀如来)は由緒ある仏像として権威の象徴とみなされ、鎌倉時代以降、貴族や武士の間で信仰が拡大しました。
戦国時代には大名がこぞって本尊の分身体を領地に遷座し、奥州(現在の東北地方)を含む各地へと転々と供奉しました。
奥州街道沿いの宿場町では巡礼者向けの旅籠や本陣が整備され、善光寺参りを担う街道文化が定着します。
巡礼者をもてなすための名物菓子や土産物屋が生まれ、地元の農産品や漆器などと結びついた東北ならではの土産文化が育まれました。
第683話:善光寺~本田善光は台与 では、台与が善光寺の創建に大きくかかわっていたことを述べました。台与は、卑弥呼亡き後、邪馬台国=大和朝廷の大王(天皇)に即位しその優れた能力を日本各地に及ぼしたのです。
{参考文献}妙高市企画課~妙高山と善光寺 - 妙高市 (city.myoko.niigata.jp)
<出羽三山と台与>
・第748話:出羽三山(1)羽黒山そして女神山
・第749話:出羽三山(2)~月山・月(調)と兎
・第750話:出羽三山(3):湯殿山と天湯河板挙
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。
神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、
アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)
聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>




第346話~大阪市森ノ宮
赤城神社 - Wikipedia
赤城神社 (前橋市富士見町赤城山) - Wikipedia
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
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継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語