出羽三山(1)羽黒山そして女神山
- tootake
- 7月19日
- 読了時間: 5分
第748話 #蜂子皇子 #小手姫 #台与
出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山のことで、「出羽国」を東西に分ける出羽丘陵の主要部を占める山岳です。太古は火山爆発を繰り返す“怒れる山”でした。
現在の出羽三山は、祖霊の鎮まる「精霊のお山」、人々の生業を司る「山の神」「田の神」「海の神」の宿る「神々の峰」で、*五穀豊穣、大漁満足、人民息災、万民快楽(けらく)、等々を祈願する“聖地”になっています。
出羽三山の開祖である蜂子皇子とされています。蜂子皇子(はちのこのおうじ)は、崇峻天皇の第三皇子とされています。崇峻天皇5年に、蜂子皇子の父である崇峻天皇が蘇我馬子により暗殺されたため、馬子から逃れるべく蜂子皇子は*聖徳太子によって匿われ宮中を脱出して丹後国由良(現在の京都府宮津市由良)から海を船で北へと向い、現在の山形県鶴岡市由良にたどりついたとされています。八乙女浦という地に上陸します。八乙女浦という地名は、神楽を舞八人の乙女に由来するとされています。蜂子皇子はこの後、海岸から三本足の鳥に導かれて、羽黒山に登り羽黒権現を感得し、出羽三山を開いたという伝説があります。
烏の羽が黒いので登った山を羽黒山と名付けたされていますので、皇子を導いた烏は烏でしょう。ということは、この三本足の烏は八咫烏でウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)です。八咫烏に導かれるのが神武天皇(=台与)ですので、蜂子皇子は台与のことです。
この話の続きが、福島県伊達市と川俣町にまたがる女神山に伝わっています。
女神山(めがみやま)は、標高599mの信仰の山で、「うつくしま百名山」にも選ばれています。
<小手姫(おてひめ)伝説>
小手姫は、崇峻天皇の妃とされる人物で、天皇が政変で亡くなった後、東国に落ち延びた上記の蜂子皇子(はちこのおうじ)を探して旅をしたと伝えられています。
福島県の月舘町にたどり着いた姫は、山桑が茂るのを見て、村人に養蚕や機織りの技術を教えました。再会を果たせぬままこの地で亡くなり、遺体は女神山に葬られたとされます。
山頂には小手姫神社があり、御神体の岩が祀られています。登山者は岩に登らないよう注意書きがあるほど、信仰の対象として大切にされています。
春には「カタクリ平」にカタクリの花が咲き乱れ、姫がこの花を愛したという伝承もあります。毎年4月29日には「小手姫祭」が行われ、絹織物産業の隆盛を祈願する行事として地域に根付いています。小手姫は、養蚕文化の伝承者として地域のアイデンティティに深く関わっています。養蚕といえば秦氏です。木嶋坐天照御魂神社は、京都市右京区太秦森ケ東町にあることからも分かるように秦氏とも関係が深い神社です。近くには広隆寺・松尾大社・蛇塚古墳などの秦氏ゆかり史跡があります。本殿の東隣に鎮座する蚕養神社は、この秦氏が招来した養蚕・機織・染色技術に因むと推測されています。
~第499話:木嶋坐天照御魂神社と日神の託宣
女神山は、福島県伊達市と川俣町にありますが、伊達市の「伊達」は「イトテ」は五十猛です。宮城県宮城県加美郡色麻町にも伊達神社(いだてじんじゃ)があって、五十孟神と武甕槌神・経津主神(フツヌシ)を祀っています。五十孟神=武甕槌神=台与、経津主神はウツシコオですので、五十孟神と経津主神はいつもの台与とウツシコオのコンビです。宮城県で伊達といえば、伊達政宗ですが、伊達は本来は「だて」ではなく「いだて」と読むのでしょう。~イタケルは台与(1)
そして、川俣は台与です。~第496話: 河俣毘売(かわまたびめ)~放出(はなてん)
<まとめ>
・羽黒山の羽黒の由来はである八咫烏=ウツシコオです。
~第274話:八咫烏もウツシコオ
・小手姫は、養蚕と関連が深い=秦氏と関連が深い。ということは女神山の女神=小手姫は台与です。~hidemaru3375.com/post/台与と秦氏
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
*さりげなく登場している聖徳太子は台与です。
※聖徳太子は台与は台与です。
第535話:佐比の岡~兵庫県太子町 第536話: 塞ノ神と佐比の岡とおくどさん
第537話:神八耳命は台与(豊) 第538話:傍示石~聖徳太子の投げ石
第539話: 仏教伝来異聞 第540話: 広隆寺と聖徳太子立像
第541話:法隆寺を建てたのは不比等?!~斑鳩町
第542話:大枝神社:“たいし”は太子=台与
*五穀豊穣は、台与を表しています。~第435話:大宜都比売(おおげつひめ)は台与
次回に続く(予定)
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。
神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、
アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)
聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>




<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語