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鹿島流し:タケミカヅチ

  • tootake
  • 9 時間前
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第903話


鹿島送りは、東日本の各地にみられる人形送りの民俗で、秋田県では虫送りの行事が「鹿島送り」、「鹿島流し」と呼ばれています。春から夏にかけて、生活に害をなすものを追い出す伝統行事の1つです。一般的に稲藁でできた鹿島人形を鹿島舟に乗せ、町内を回ってお祓いをしてから川に流すというものです。伝統行事としては害虫を駆除し豊作を祈願する虫送りに分類され、秋田県内では6月第4週~9月第2週くらいの期間に男鹿市、秋田市、大仙市、横手市、由利本荘市などで行われます。


鹿島様とは稲魂(うかみのたま)が宿り人々の生命力を高める霊力の備わる稲藁で作られた人型の道祖神で、秋田県内では湯沢市に6体、横手市に7体、美郷町に3体、仙北市に3体、大仙市に1体がそれぞれ設置されています。背の高さは3m~4mと巨大で、道祖神*の役割りもあるようです。


顔が稲藁で作られているものは秋田県南部に多く、顔が木で作られているものは秋田県中部、秋田県南部両方に見られます。

また大きな草鞋を吊るしたもの、絵馬のように仁王面だけものなど鹿島様はさまざまな姿で作られているのです。


鹿島様は鹿島神宮における祭神で、日本建国・武道の神様である「武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)」のことだと言われています。タケミカヅチは台与です。

タケミカヅチ=台与は、ヤマトタケルとなって経津主神=ウツシコオ(内色許男命)スサノオとともに東国へ向かったのです。このブログでは、武甕槌大神(タケ・ミカヅチ)と上賀茂神社の祭神である賀茂別雷大神と同神としています。ミカヅチはイカヅチ(雷)のごろ合わせです。


鹿島様とは稲魂(うかみのたま)が宿り人々の生命力を高める霊力の備わる稲藁で作られた人型の道祖神で、道端で祭られたり、鹿島流しの行事で人形として生活に害をなすものを引き受ける役割を果たしたりと秋田県ではさまざまな形で親しまれていることがわかりました。


鹿島流しに似た行事として、「とんど焼き」があります。第514話:左義長:とんど焼きでは、「とんど焼き」は年神(大歳神)との関連について書きました。

歳徳神は、大歳=饒速日=台与(豊)です。

第517話:五十猛のグロは大歳=台与(豊)で書いたように、島根県大田市五十猛町大浦地区に伝承される左義長(どんど焼き)は、「五十猛のグロ」と呼ばれえいます。

海部系図によれば、天村雲命の亦の名として「天五十楯天香語山命」とあり、天香語山命が五十猛命であるといえます。五十楯(いたて)=五十猛です。

天香語山命=高倉下=五十猛です。

第870話:高倉とんど焼き~大阪府寝屋川市では、「とんど焼き」は、天香語山命=高倉下=五十猛=大歳=饒速日=台与(豊)に関する行事なのです。と書きました。


「鹿島流し」と「とんど焼」に共通するのは、稲藁(わら)です。稲藁は、稲魂(うかみのたま)=お稲荷さん=台与です。~第435話:大宜都比売(おおげつひめ)は台与


「とんど焼き」は、天香語山命=高倉下=五十猛=大歳=饒速日=台与(豊)に関する行事なのです。「鹿島送り」の鹿島=タケミカヅチも台与です。


*道祖神については、第335話: 天道根命は道祖神=ウツシコオで道祖神が猿田彦=ウツシコオであることはすでにのべました。そして第442話:双体道祖神では双体とは、台与とウツシコオであるとしました。


鹿島流しは、茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮を中心とした鹿島信仰です。大和朝廷の東北侵攻、蝦夷(えみし)制圧はこの鹿島神を掲げてのものでした。鹿島様とはそもそも武運を守る神、武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)を祭神としていますが、現在では病や厄をはらう厄神の信仰と習合し、人形が身代わりとなって人々の災いを除いてくれるとされています。蝦夷(えみし)制圧といえば、坂上田村麻呂です。


坂上田村麻呂を祀るいくつかある田村神社は現在も「厄除け」「交通安全」の神として信仰され、地域の年中行事(厄除祭など)に組み込まれています。そして、各地にある田村神社は東海道の要衝や東北地方など、田村麻呂の伝承が残る地域に多く分布しており、地域の守護神として根付いています。各地にある田村神社は道の神、地域の守護神として坂上田村麻呂を祀って一のです。


各地にある坂上田村麻呂を祭神とする田村神社の伝説は、本当は台与の伝説だったというのが、私の考えです。~第841話:hidemaru3375.com/post/坂上田村麻呂(2):東北での長谷信仰



これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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3件のコメント

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tootake
7時間前
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気多大社 - Wikipedia

磐衝別命と健磐龍命

土公神 - Wikipedia


氣比神宮境内全域11,253坪。天筒山の方角、神宮北東部に残る「土公」は氣比大神降臨の地とされ当神宮鎮座にかかる聖地である。社殿家屋建立の時、「この土砂を其の地に撒けば悪しき神の祟りなし」と信ぜられる伝説と神秘に富む神代の述霊。古い時代における多くの祭祀の形態は神籬磐境(ひもろぎいわさか)と呼ばれ、大きな岩を中心とした山での祭祀、大木を中心とした森での祭祀など自然の形を損なうことなく祭祀が営まれた。仏教伝来による寺院建築の影響もあり、奈良時代から現代のような社殿を建て祭祀を行うように変化した。当神宮創祀は2,000年以上の神代に遡り、当初は現在の土公の地で祭神を祀ったと云うが、大宝2年(702)朝廷御関係の神々を合祀、現在のような社殿の元が建立され祭祀がなされた。御社殿建立後も土公は当神宮の古殿地として手厚く護られ、平安時代の名僧伝教大師最澄、弘法大師空海は当大神に求法の祈誓をかけこの土公前で7日7夜の大行を修したと伝えられる。


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tootake
8時間前
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振媛 - Wikipedia

磐衝別命と健磐龍命

磐衝別命について古事記では「三尾君の祖」、日本書紀では「羽咋君・三尾君の祖」として、羽咋氏・三尾氏が後裔氏族と記されています。三尾氏(みおうじ)は、北近江から北陸地方に勢力を持った地方豪族で、本拠地は、近江国高島郡三尾郷(現・滋賀県高島市安曇川町三尾里付近)または越前国坂井郡三尾駅(現・福井県あわら市付近か)と推定されています。一族は継体天皇の出自に関わっておりと上宮記逸文にあり、その即位への関与が指摘されています

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tootake
9時間前
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<台与シリーズ>

hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)

https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)

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https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇

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衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!

孝昭天皇は台与:日原は目原  飯豊王女は台与(トヨ)なのか?

金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ    大宜都比売(おおげつひめ)は台与 

倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ??  神八耳命は台与(豊)

饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作  台与は饒速日②~交野市倉治

小楯姫は台与:小楯は枚方   四道将軍:日子坐王は台与!

少彦名大神(スクナヒコ)は台与!  大彦は台与!??

ウマシマジは台与!    阿蘇都媛は台与

沼河比売は小楯姫=台与  タケミカヅチは台与!!

ヤマトタケルは台与  瓊瓊杵尊:ニニギは台与

継体天皇はトヨ(台与)??!  継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社

継体天皇は台与3~田井(寝屋川市)  英彦山と台与

山部赤人は台与!  八幡神は台与!!

とよ(乎止与命・台与・臺與)  台与の物語

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