第606話 #玉川鉱山 #銭司 #大住 #大隅隼人
銅は比較的多量に産出するもので、日本ではほとんど各県に1つぐらいは、古代あるいは、江戸時代に稼働した銅鉱山があります。*なお出雲にはありません。~鉱物と邪馬台国(1)~出雲と鉄
第599話:彦狭知の物語(11)~椿井大塚山古墳でも触れた椿井大塚山古墳からは三角縁神獣鏡が多量に出土しています。この古墳は現在は木津川市にあり、この古墳から少し遡った地に銭司(ぜず:木津川市加茂町)という地名があります。
日本でも古い貨幣として知られている「和同開珎」(わどうかいちん)を鋳造していたところです。奈良時代の鋳銭司はいわば現在の造幣局に当たります。この場所からは、銅銭だけでなく銀銭も出土しています。銭司(ぜず)の地名は、この鋳銭司に由来するものです。
この銭司(ぜず)は鋳造所で、ここで使用された銅は、金属分析では長門(山口県)の長登銅山のものだという結果が出ています。この付近で産する銅ではないということは、その製造技術を持った人々がこの辺りに住んでいたということです。{参考文献}謎の四世紀 上垣内憲一
さらに椿井大塚山古墳から少し下がった京都府綴喜郡井出町に玉川鉱山があります。この鉱山からは宝石・貴石(紅珪石、燐灰石、桜石)=玉、そして自然銅も産出しています。
木津川は、淀川(河内湖)を経て、瀬戸内から朝鮮半島・中国大陸にも船で行ける邪馬台国当時の物流の役割を持っています。~第16話:木津川は高速道路
そしてこの木津川が、桂川、淀川(河内湖)が合流する地点にあるのが八幡市で、八幡市内里にある内神社があるます。前回:鉄と邪馬台国(3)~信太(和泉市)でも書きました
祭神は山城内臣(やましろのうちのおみ)、と味師内宿禰(うましうちのすくね)です。文献では「甘美内宿禰」とも記され、武内宿祢の異母弟で、山城内臣の祖とされています。山城内臣(やましろのうちのおみ)は、ウツシコオ(内色許男命)です。で味師内宿禰は台与(豊)だと思われます。*味師内宿禰=宇摩志麻遅命(ウマシマジ)=台与(豊)です。~第456話:ウマシマジは台与!
この内神社は春日宗像神社とも呼ばれています。春日=中臣で宗像は南方に同じです。彦狭知(ヒコサチ)=ウツシコオ(内色許男命)は、中臣氏の祖であり、宗像氏の祖であることが分かります。みなかたは南方です。~第337話:阿多賀田須命~宗像氏
なお大住(おおすみ)地区もこの近くです。この大住から九州の大隅に移住させられた人々が隼人・熊襲と呼ばれるようになりました。*大住とは貴人(王)の住む場所という意味です。
スミ(墨、住)は皇族が住んだ場所という意味です。例えば、京都府京丹後市大宮町久住は億計(オケ)・弘計(ヲケ)兄弟が住んだため皇住といわれそれが久住になったと言います。「神武天皇と卑弥呼の時代」佐藤洋太著p160
第304話:隼人族は呉の勝 、第305話:隼人族は疑似民族集団
第306話:阿多隼人(薩摩隼人)、第307話:大隅隼人は京都府京田辺市
彦狭知の物語(11)~椿井大塚山古墳では、椿井大塚山古墳は難升米(なしめ?)の墓としました。(赤城毅彦氏など何人の研究者が椿井大塚山古墳は難升米の墓とされておられます。)そしてこの辺りは、京都府京田辺市の天王という地区のすぐそばなのです。この京都府京田辺市天王あたりは、私が邪馬台国であるとする枚方・交野市に近く、邪馬台国の重要な輸送手段である木津川にも近い地にあります。~第16話:木津川は高速道路
狗奴国ではないかと思われる恭仁(くに)京もこの近くです。~山背国相楽郡(現在の京都府木津川市加茂地区)~第366話:狗奴国と女王国
*天王とは素戔嗚(スサノオ)のことです。
※継体天皇の筒城宮(つつきのみや)もこの辺りにあったとされています。継体天皇は台与です。継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
によるとこの近辺では、下記のような鉱物が産出しています。
玉川北岸旧坑 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱.閃マンガン鉱とばら輝石・ヘルヴァイト
山吹鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱.山吹山の北側付近にあるという)
天狗岩鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱.明治の中期~大正元年頃の稼業という)
石橋鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱.明治37年に出鉱記録があった.)
上井手鉱山 京都府綴喜郡井手町(銅鉱.鉱山跡が採石場になったよう.転石に黄銅鉱がついたものや,灰鉄輝石や石榴石などが見られた.)
多賀福岡鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱)
井手鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱)
玉水鉱山 京都府綴喜郡井手町(マンガン鉱)
<鉱物と邪馬台国シリーズ>
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語