幣立神社は、最古の神社??
- tootake
- 6月5日
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第704話 #カムロギ・カムロミ #イザナギ・イザナミ #健磐龍命
前回:花窟神社(はなのいわやじんじゃ)を考える のでは、花窟神社が日本最古の神社である可能性があると述べました。
熊本県上益城郡にある幣立神社(へいたてじんじゃ)も日本最古の神社とされています。
幣立神社は、熊本県上益城郡山都町大野に鎮座する神社。幣立神宮、日の宮(ひのみや)ともいいます。主祭神は、神漏岐命(かむろぎ)と神漏美命(かむろみ)です。
社伝によれば、神武天皇の孫である健磐龍命*が、阿蘇に下向した際この地で休憩し、眺めがとても良い場所であると、幣帛*を立て天神地祇を祀ったといいます。
この地は、天孫降臨の伝承を持つ高千穂にも近く、他にも様々な神話や伝承などが伝わっており、超古代史研究家や一部の宗教家から注目されています。
*幣帛(へいはく)とは、神道の祭祀において神に奉献する神饌以外のものの総称です。広義には神饌をも含む。みてぐら、幣物(へいもつ)とも言います。
「帛」は布を意味し、古代では貴重だった布帛が神への捧げ物の中心だったことを示しています。延喜式の祝詞の条に記される幣帛の品目としては、布帛、衣服、武具、神酒、神饌などがあいます。幣帛は捧げ物であると同時に神の依り代とも考えられていたため、串の先に紙垂を挟んだ依り代や祓具としての幣束・御幣、大麻なども「幣帛」と呼びます。
*健磐龍命(たけいわたつのみこと)については、第369話:神武西征~健磐龍命 ですでに書いており、「健磐龍命はウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)だと思われます。」と書きました。しかし、その後に書いた第451話:磐衝別命と健磐龍命では健磐龍命も台与としました。第607話:鉱物資源と邪馬台国(5)~高千穂・多祁理宮の宮 では、「宮崎県高千穂町にある高千穂神社では、三毛入野*を祀っています。三毛入野は神武天皇の兄の一人です。そして高千穂の麓に流れている川の名前が五ヶ瀬川(ごかせ)です。神武の長男の五瀬命の名はこの五ヶ瀬川からつけられたと思われます。その下の弟が三毛入野*です。高千穂では錫(すず)が産出します。宮崎県の高鍋町から以前このブログで書いた「景初四年の盤龍鏡」が出土しています。」と書いています。*三毛入野=五瀬命==神武天皇=台与です。~第231話:神八井耳命は三毛入野
つまり、高千穂に近いこの熊本県上益城郡にある幣立神社の近くに、台与とウツシコオのコンビが滞在していた可能性は高いのです。
幣立神社の祭神である神漏岐命(かむろぎのみこと)と神漏美命(かむろみのみこと)以外の祭神は、天御中主神、天照大神、阿蘇十二神です。
天御中主神も、ウツシコオまたは台与です。~第414話:天御中主神:北斗:妙見
ちなみに阿蘇という地名も、丹後の天橋立のある阿蘇海からきているのではないかと思います。健磐龍命は、阿蘇都彦命(あそつひこのみこと)と同一人物とする説があり、現在は阿蘇神社の祭神として知られ、阿蘇大明神という神号を持ち、さらにのちには阿蘇山の火山神としても崇められています。
このブログでは、丹後、丹波(タニハ)は投馬国としており、ヤマトトモモソ姫=台与とゆかりのある地です。~第405話:倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? (
神漏岐命(かむろぎ)と神漏美命(かむろみ)はイザナギ、イザナミのことでしょう。
で述べたようにイザナギ、イザナミは後で、祭神として付け加えられたと思われます
幣立神社の奥には「水玉の池」があります。この池には「八代竜王」が住んでいると言われ瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)がこの池の水で全国の要所を清めたという伝説が残っています。瓊瓊杵尊も台与です。幣立神社も本来は台与を祀る神社だったと思います。
~第436話:瓊瓊杵尊:ニニギは台与
ところで、前回の花窟神社(はなのいわやじんじゃ)と、この幣立神社とでどちらが古いかというと、前回の花窟神社の方だと思います。前回でも書いたように名草(和歌山市)でウツシコオ=ヒコサチが生まれたことにより、邪馬台国は大きく動き始めたのです。
九州(幣立神社)には、ウツシコメと台与が錫(すず)などの鉱物資源を求めてヤマト(枚方)からにきたのでしょう。
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。
神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、
アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)
聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

西国三十三番札所
・元伊勢(13)~長谷寺・與喜天満宮 八番札所
・那智 熊野 1番
・名草 2番紀三井寺
第一番 青岸渡寺
第二番 金剛宝寺
第八番 長谷寺
第十八番 六角堂 頂法寺
第三十番 宝厳寺
第三番 粉河寺 : 西国三十三所
<台与シリーズ>
hidemaru3375.com/post/天鈿売命(うずめ)は台与(豊)
https://www.hidemaru3375.com/post/かぐや姫は、台与(とよ)
https://www.hidemaru3375.com/post/磐井の乱と台与
https://www.hidemaru3375.com/post/豊受姫(豊受大神)は崇神天皇
https://www.hidemaru3375.com/post/火明命は饒速日なのか??
https://www.hidemaru3375.com/post/豊鍬入姫命-日光と男体山・女峰山
hidemaru3375.com/post/台与と秦氏 敏達天皇は台与(豊)
衣通姫(そとおりひめ)は台与(豊) 雄略天皇は台与(豊)!
孝昭天皇は台与:日原は目原 飯豊王女は台与(トヨ)なのか?
金銀錯嵌珠龍文鉄鏡(2)大原足尼命はトヨ 大宜都比売(おおげつひめ)は台与
倭迹迹日百襲姫命(ヤマトトモモソ姫)はトヨ?? 神八耳命は台与(豊)
饒速日(ニギハヤヒ)は台与①~稲作 台与は饒速日②~交野市倉治
小楯姫は台与:小楯は枚方 四道将軍:日子坐王は台与!
少彦名大神(スクナヒコ)は台与! 大彦は台与!??
ウマシマジは台与! 阿蘇都媛は台与
沼河比売は小楯姫=台与 タケミカヅチは台与!!
ヤマトタケルは台与 瓊瓊杵尊:ニニギは台与
継体天皇はトヨ(台与)??! 継体天皇は台与2~大々杼郷:楯原神社
継体天皇は台与3~田井(寝屋川市) 英彦山と台与
山部赤人は台与! 八幡神は台与!!
とよ(乎止与命・台与・臺與) 台与の物語