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カムロキ・カムロミ:イザナミは台与

  • tootake
  • 2 日前
  • 読了時間: 5分

第871話


カムロキ(神漏岐)とカムロミ(神漏美)は、日本神話における男女の祖神であり、祓いの祝詞「大祓詞」に登場する神々です。彼らは天上界の神々として、地上の秩序と清浄を導く役割を担っています。両神は「大祓詞」や「禊祓詞」などの祝詞に登場し、天上界から地上に秩序をもたらす神々の代表として描かれています。彼らの子孫が「スメミマ(皇孫)」であり、天孫降臨の物語に繋がる重要な存在です。

  • カムロキ(神漏岐):男性の祖神。名前の語源には「神の男」「神の台地を作る者」といった意味が込められているとされます。

  • カムロミ(神漏美):女性の祖神。「神の女」「神の台地で育つ者」と解釈されることがあります。


第704話:幣立神社は、最古の神社??で、神漏岐命(カムロと神漏美命(カムロ)はイザナ、イザナのことでしょう。と書きました。


カムロキとカムロミは、男女の神であるです。このブログでは男女の神といえば、スサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)と台与のコンビです。


玉籤集には、熊野本宮大社(本宮)で菊理媛神(伊弉冉尊:イザナミ)が祀られていると記述していますます。菊理媛神=伊弉冉尊ということです。菊理媛神は台与です。


熊野大社の祭神は、伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命の一柱です。

祭神名の「伊邪那伎日真名子(いざなぎのひまなご)」は「イザナギが可愛がる御子」の意、「加夫呂伎(かぶろぎ)」は「神聖な祖神」の意とされています。実際の神名は「櫛御気野命(くしみけぬのみこと)」ということになる。「クシ」は「奇」、「ミケ」は「御食」の意で、食物神と解する説が通説です。台与は第435話:大宜都比売(おおげつひめ)は台与で書いたように、食物の神でもあります。~第543話:熊野の神々は台与です。


「イザナギが可愛がる御子」とは、イザナギがウツシコオとすれば、「可愛がる御子」は台与の筈です。台与は、スサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)の子(または孫)です。


イザナミとイザナミがオノゴロ島に降りて夫婦の誓いの儀をおこなって結婚したというのは、創作でしょう。カムロキ・カムロミは、イザナギ・イザナミやタカミムスビ・カミムスビと同一視されることもありますが、祝詞の文脈ではより抽象的な「男女の祖神」として機能しています。


西條勉氏(日本文学研究者)は、「国生み神話の特色は、伝承的な来歴をまったくもたないことだ。民間に伝えられていた古い話は、おそらく一つもない。おおかたのストーリーは、朝廷の知識人たちが机上で作った。ただ、イザナギとイザナミという神名だけは存在した。この神を祭る神社は、今も淡路島にある」と述べられており、上田正昭氏(京都大学名誉教授)も、「記紀の国生み神話は、ヤマト朝廷の発祥の地である奈良盆地にかかわりがなく、大阪湾を舞台としている。この神話の原像は、淡路*の地域を中心にした海人集団に育まれた島生み神話にあったと考えられる。それが、王権が大阪湾に臨む地に進出展開した段階に、王権の世界に包摂されたとき、国生み神話として凝集をみたのであろう。難波津で行われてきた八十島祭にも、国生み神話の歴史的背景が見てとれる」と言及されておられています。*淡路島には淡路国南部一帯に「阿万荘」がありました。阿万は海人族で台与、ウツシコオの一族のことです。~第774話:邪馬台国の水軍(1):阿万氏


斎部広成(いんべのひろなり)の古語拾遺には、高皇産霊神(たかみむすひ)は、「皇親・カムロキ 古語に多賀美武須比(たかみむすひ)という、是、皇親神留伎命(すめむつかむるきのみこと)、神産霊神(かみむすひ)は是、皇親・カムロミ皇親神留弥命と記しています。最近でもまた、イザナギ、イザナミはカミムスヒ、タカギムスヒであるとする説もあります。

[Discover Japan|造化三神の神格と役割](https://discoverjapan-web.com/article/41851)

[島根観光連盟|古事記神話解説](https://www.kankou-shimane.com/shinwa/shinwa/1-1/index.html)

[Wikipedia|カムムスヒ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%83%92)

[世界神話目録|カミムスヒの神格と性別](https://www.sekainosinwa.net/entry/kamimusuhi/)


このブログでは、タカミムビはウツシコオであることは明らかにしています。

ということは、カミムスビは(神産巣日神:神皇産霊尊)は台与だと思います。


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<補足>

櫛御気野命(くしみけぬのみこと)の「クシ」は「奇」、「ミケ」は「御食」の意で、食物神と解する説が通説です。このブログでは、三毛入野は神武天皇としています。

そして神武天皇は台与です。~第566話:神武天皇と橿原神宮  


これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれている13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>


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2件のコメント

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tootake
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tootake
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