第566話 #神武天皇 #橿原神宮 #ハツクニシラス・スメラミコト
神武天皇を祭る橿原神宮は、驚くほど立派です。橿原神宮は明治23年の創祀ですが、昭和15年の紀元2600年奉祝式典、橿原神宮の地域の拡張・整備には多くの人が勤労奉仕しをしました。私の母も学生の時、橿原神宮の整備のために勤労奉仕したそうです。
神武天皇を祭る神社は、北京神社、南洋神社(サイパン)、建国神廟(満州国)などの海外神社もこの年に建立されています。神武天皇の功績を称えるというよりは、天皇の権威を高める面も多いにあったように思えます。
自らの権威を高めるために、明治政府は天皇を中心とした国作りを行いました。 天皇を現人神(あらひとがみ)として、神聖な存在にすることによって、国民を統合しようとしたのです。 そのため、明治政府は歴代天皇の中でも特に重要と考えた初代の神武天皇と天智天皇を祀るための神社を作って、天皇の神聖性を主張しました。 橿原神宮は神武天皇の、近江神宮は天智天皇を祀る神社として明治時代に作られました。 明治神宮も明治天皇を祭るために作られましたが、これは大正時代になります。 日本各地にある神社は、通常は天照大神や大国主命などの神々を祀るために作られましたが、橿原神宮、近江神宮と明治神宮の3社は、天皇を祀るために明治時代と大正時代に作られました。
神武天皇を祭る神社を検索してみると、熊本:70社、広島:37社、岡山:32社、福岡 16社、宮崎:15社、鹿児島:15社、山口:13社、福井:12社、長野:10社、奈良:6社です。このうち延喜式*に記載されている神社はゼロ(皆無)です。
*延喜式(えんぎしき)は、変安時代中期に編纂された神社の格式をまとめた法典です。日本古代史の研究の上で重視されています。つまり古代には神武天皇を祭る神社はなかったのです。
例えば、神日本磐余彦天皇(かみやまといはれひこのすめらみこと=神武天皇)を祭る皇宮神社の社格は、宮崎神宮・摂社です。宮崎神宮自身の社格は、旧官幣大社、別表神社です。
奈良県御所市柏原に神武天皇社があります。ご祭神は神倭伊波礼毘古命(かむやまといわれびこのみこと・神武天皇)。初代神武天皇は、畝傍山東南の麓に橿原宮を創建し即位されたと伝わりますが、一説によると、この場所に柏原宮があり、初代神武天皇が即位したと言われています。
第559話:杉ヶ本神社~郊祀とポケモンでは次のように書いています。
日本最初の郊祀の場所は杉ヶ本神社とされていますが、その地は続日本紀には河内国交野郡の柏原と書かれています。
河内国交野郡の柏原とは、枚方市片鉾本町のことだと知りびっくりしました。
神武天皇は橿原(かしはら)の地で、即位したといいます。橿原とは枚方の柏原(かしはら)のことだと思います。神武天皇は台与(豊)です。なぜなら台与は卑弥呼の後、大王に即位しているからです。ハツクニシラス・スメラミコト(大王)とは、神武天皇=崇神天皇=台与です。
日本書紀、古事記といった書物は朝廷が編纂したとされ、天皇家の威厳を強めるためにこのような伝説が作られたとされています。全国の神社も日本国家の威厳を高めるために創建されたのです。
神武天皇を祭る神社がないということは、神武天皇は存在しなかったと言ってもよいでしょう。
関連項目:第285話:神武天皇は伊香色雄命
:第286話:神武天皇
:第146話:神武天皇の正体~若御毛沼命
※これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけ!??としています。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>

向山土本毘古王は綏靖天皇の皇子で、佐久神社社伝に彦火火出見尊の後裔であるとされてい
御生神事
山城国一宮名神大社賀茂御祖神社社伝によると綏靖天皇の御代(BC580年頃)に、現在の御蔭祭の始源である御生神事がはじまったとの所伝がある[18]。
ただし大日諸命は神武朝に活躍した天種子命(中臣氏の祖)の子に当たるため、実際には大日諸命の妹の誤記であると見られる。
鉄穴流し - Wikipedia
『日本書紀』では、神八井耳命について多臣(多氏)の祖と記しています。
また『古事記』では、意富臣・小子部連・坂合部連・火君・大分君・阿蘇君・筑紫三家連・雀部臣・雀部造・小長谷造・都祁直・伊余国造・科野国造・道奥石城国造・常道仲国造・長狭国造・伊勢船木直・尾張丹羽臣・嶋田臣ら19氏の祖としています。『ウィキペディア(Wikipedia)』