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オノコロ島と塩釜神社

  • tootake
  • 5 時間前
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第1096話


オノコロ島とは、日本神話や記紀に登場する島で、イザナギ・イザナミによる国生み神話で知られ、神々がつくり出した最初の島となっています。古事記では淤能碁呂島(おのごろじま)、日本書紀では磤馭慮島(おのころじま)と表記されています。

また、オノゴロ島は、自凝島とも表記され、「自(おの)ずから凝り固まってできた島」の意味です。


イザナギノミコト(男神)とイザナミノミコト(女神)が、国生みの際に、「天浮橋(あまのうきはし)に立ち、天の沼矛(ぬぼこ)をまだ何も出来ていない海原に下ろし、「こをろこをろ」とかき回し矛を持ち上げると、滴り落ちた潮が積もり重なって島となった。これがオノゴロ島です。


この「こをろこをろ」というのは、鉄釜で塩を作るときの音だと指摘されておられるのは、考古学者の森浩一氏です。「日本神話の考古学」P15


古事記では、製塩の情景について、「こをろこをろ」と塩の結晶を道具かき混ぜる音を入れて描かれえています。


宮城県の塩竃市にある塩竃神社には、境外末社に御釜神社があり古い鉄窯が四個保存せれています。この鉄窯を使って藻塩神事が行われています。(現在は、別の釜を使っています。)


その祭、鉄窯からは最初に表面に浮くアブクが浮いてきて、その後(1時間後)、急に釜底に塩の塊が現れます。この情景から記紀の作者たちは、国造りの神話を思いついたのでしょう。


古事記では、造化三神が現れた後、まだ地上世界が水に浮かぶ脂のようで、クラゲのように混沌と漂っていたときに、葦が芽を吹くように萌え伸びるものによって成った神としています。造化三神は、最初に登場する天之御中主神(アメノミナカヌシ)、次に登場する高御産巣日神(タカミムスヒ)、最後に登場する神産巣日神(カムムスヒ)です。

天之御中主神、高御産巣日神(=高木神)はウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王=難升米です。~第414話:天御中主神:北斗:妙見 第543話: 熊野の神々は、、、


第383話:蘇我馬子はウマシマジ??(2)で次のように書いたことを思い出しました。


昔、国も地も出来上がっていないときは、例えるならば水に浮かぶ油のように漂っていました。その時、その国の中から、葦(アシ)の芽が生えるように、一つの物が生まれました。そうして生まれた神を可美葦牙彦舅尊(ウマシ・アシカビ・ヒコヂ)と言いました。


一書曰、天地混成之時、始有神人焉。號可美葦牙彦舅尊。次国底立尊。彦舅、此云比古尼。

天地が混沌としていたとき、初めに「神人」が居ました。名前は可美葦牙彦舅尊(ウマシアシカビヒコヂ)です。


国も地も出来上がっていないとき、すなわち天地混成之時というのが、塩竃から「水に浮かぶ油のように」アブクが浮いてきている状態です。それを銅矛のような道具でかき混ぜる際に「こをろこをろ」と音がするのです。


古代の塩竈市は「日本製塩起源の地」と伝えられています。御釜神社の境内は古来「甫出の浜(ほでのはま)」と呼ばれ、日本で最初に塩がつくられた場所 と伝承されています。


瀬戸内海・岡山沿岸には、弥生時代以降ずっと「古代の塩作り」が存在し、特に児島(岡山市南区・倉敷市・玉野市一帯)は“日本の塩作り発祥地”とされるほど重要な製塩拠点でした。古代(弥生〜古墳時代)の段階では「塩田(入浜式・揚浜式)」のような大規模施設はまだ存在せず、土器と炉を使った製塩(直煮・藻塩焼き・砂浜濃縮)が中心でした。


岡山市中区百間川原尾島遺跡、倉敷市上東遺跡などで、製塩炉(長さ約2m・幅約1m)が発見されています。 これは海水を濃縮した鹹水を土器で煮詰めて塩を得る装置で、農耕の合間に行う小規模生産でした。 古墳時代後期(6〜7世紀)になると、備讃瀬戸が巨大製塩地帯になります。この時期、岡山(玉野市出崎遺跡・倉敷市阿津走出遺跡)や香川の島々で、厚さ1mにもなる製塩土器層が形成されるほどの大規模生産が行われました。 土器は容量2000ccの大型丸底土器となり、炉も大型化。 吉備(岡山)は日本最大級の塩産地となった時期です。  


古事記のイザナギ・イザナミによる国土生成の項に「かれこの八島ぞ先づ生みませる国なるに因りて、大八島国と謂ふ。さて後還りましし時に、吉備の児島を生みたまふ。またの名は健日方別といふ」とあり、児島を登場させています。


第371話:彦狭島命~吉備児島 第372話:建日方別:彦狭嶋命

では、「吉備児島は瀬戸内海のど真ん中です。吉備児島は旧海軍の呉のようなものだったのでしょう。呉も瀬戸内海の要衝です。イタテ神を祀る紀臣(キノオミ)一族は、津島半島の水軍として活躍しています。」と書いています。イタテ(五十猛:イタケル)は台与です。

第736話:イタケルは台与(1)


鹽竈神社の祭神は塩土老翁神です。塩土老翁神はウツシコオです。

第251話:猿田彦は塩土老翁神

鹽竈神社縁起の中には、「塩釜六所明神或曰猿田彦事勝國勝塩土老翁岐神興玉命太田命六座同体異名神也」とあり、鹽竈神社の別宮に祀られている神(塩釜六所明神)は、猿田彦、事勝國勝、塩土老翁、岐神、興玉命、太田命の6座と同体異名の神であるとされています。


可美葦牙彦舅尊(ウマシ・アシカビ・ヒコヂ)の名はウマシマジに似ています。

可美葦牙彦舅尊は、出雲大社(島根県出雲市)・浮嶋神社(愛媛県東温市)などに祀られています。


浮嶋神社(愛媛県東温市)の社伝によれば遙か古代より浮嶋神を祀り、崇神天皇の頃には天津社に列したとされる。社地「王座」は物部氏の祖・宇麻志麻治命(ウマシマジ)降誕の地であるという。と書いてあります。可美葦牙彦舅尊はウマシマジであるということです。


ウマシマジは台代です。~第456話:ウマシマジは台与! 第729話:ウマシマジ=彦火明命は台与2


上記により、イザナギ・イザナミによる国生み神話はウツシコオ・台与一族による製塩のことを元に創作されたものと思われます。


関連項目:第690話:第690話:多賀大社の祭神は?

    :第871話:第871話:カムロキ・カムロミ:イザナミは台与



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<追記>

浮島神社は、私が邪馬台国とする枚方にもありました。

枚方市旧中宮村には浮島神社があり、ここではジョウサン(龍王)といって雨の神が祀られるが、池宮の龍王であったといいます。現在、浮島神社は百済王神社境内に移転しています。 祭神は神です。高神は台与です。~第616話:鉱物資源と邪馬台国14~弥都波能売神(みずはのめ)

資料によれば、「中宮村の字池之宮にあった竜王山から合祀した社」で、元は『八大竜王社』と称し、旱天時の雨乞いの社です。


※中宮村の字池之宮は、第631話:観音菩薩と台与(4)~明尾寺で書いたように、用明天皇*の宮とされる池辺宮(磐余池辺雙槻宮)のあった所です。

*用明天皇は、アメノタラシヒコ=ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。~第919話:東夷伝と用明天皇


これまでの記事はこちらです。


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※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、タケミカズチとフツヌシ、神功皇后と武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>









 
 
 

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
5時間前
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