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天之尾羽張~卑弥呼の剣(2)

更新日:14 時間前

第560話 #天之尾羽張 #卑弥呼の剣 #伊都之尾羽張 #台与(豊) #邪馬台国


第558話:中平銘大刀~卑弥呼の剣で述べた中平銘大刀は、天之尾羽張(あめのおはばり)であるという説があります。天之尾羽張(あめのおはばり)は、イザナギ*が手にした鋭利な名刀とされています。


天之尾羽張(あめのおはばり)は、日本神話に登場する刀で、また神の名前でもあります。

古事記の神産みの段において伊邪那岐命(イザナギ)は、妻神たる伊邪那美(イザナミ)の死因となった迦具土神(カグツチ)を、身に帯びた十拳剣をもって首を斬り殺します。

古事記では、この十拳剣の名前を「天尾羽張」、別名を「伊都之尾羽張」と記しています。日本書紀では「十握剣」のみと記しています。


伊都之尾羽張の伊都とは、福岡県糸島市の一部と福岡市西区の一部(旧怡土郡)に比定されています。が、伊都国は、和歌山県にもあります。〒649-7199和歌山県伊都郡かつらぎ町

ほとんどの研究者は、中平銘大刀は伊都国(九州福岡)から大和へ来たとと思っているようです。日本書紀の仲哀記に伊都県主の先祖である五十迹手が引島に天皇を出迎えたという話は、降伏し臣下となった関係の印として刀剣類などの家宝を天皇側に差し出したとの解釈しているようですが、間違っています。五十迹手は台与です。~第517話:五十猛のグロは大歳=台与(豊)


和歌山県の伊都は、五十猛と関連のある地です。五十猛は、イタケル、伊太祁曽(イタキソ)、イトテなどとも呼ばれています。五十猛はこの地で多くの木を植えたことは、以前書きました。和歌山県の伊都の方が先(本土:もとのくに)です。


天之尾羽張は、古事記の葦原中国平定の段で、葦原中国に派遣する神を選定する際に登場します。思兼神(おもいかね)は、伊都之尾羽張神もしくは、その子の建御雷之男神を推薦しています。 建御雷之男神は天鳥船神と共に葦原中国へ派遣されることになったと記されています。思兼神(おもいかね)はウツシコオ(内色許男命)で、建御雷之男神は台与(豊)です。~タケミカヅチは台与!!


葦原中国に派遣する神を選定するとは、ヤマト(邪馬台国)の大王(天皇)を決めるということでしょう。思兼神=ウツシコオ(内色許男命)は、自分ではなく13歳の台与(豊)を推薦したのです。


葦原中国平定(国譲り)神話では、十拳剣からこぼれ落ちたカグツチの血からは火・雷・刀に関わる八神が生まれますが、その中に建御雷之男神もあったとも書かれていますが、建御雷之男神は台与(豊)です。わざわざ男神としている一方で、建御雷之男神のことを布都神と表記しています。豊は台与です。


神話で活躍する建御雷神(鹿島神宮主祀神)は、天之尾羽張神(伊都之尾羽張)の子供(古事記)もしくは子孫(日本書紀)と記述されて、同一神とみなされています。


天之尾羽張神=伊都之尾羽張神=経津主神=建御雷之男神=同一神=台与(豊)ということです。~第453話:布都奴志乃命:経津主大神 第441話:タケミカヅチは台与!!


天之尾羽張は卑弥呼が貰った剣でした。台与(豊)は卑弥呼の身内ですから、天之尾羽張を持っていても不思議ではありませんのですが、記紀が創作(編纂ではない)された段階では天之尾羽張は台与のものという認識だったと思われます。


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イザナギ(伊弉諾)については、第160話:淡路島と伊弉諾(いざなぎ)で述べています。淡路島では、弥生時代後期の鉄器生産工房が見つかっており、鉄器製作に特化した特異な遺跡である事が分かっています。上垣内憲一先生は、淡路島で鉄器を製造していた集団こそが神武天皇を統率者とする集団の母体になったと考えておられます。「謎の四世紀」p142


淡路島で鉄器を製造していた集団=イザナギだと思います。第558話:中平銘大刀~卑弥呼の剣が鉄でできた剣であることに注目すべきでしょう。

十拳剣で切り殺された迦具土神(カグツチ)とは、銅剣・銅鐸のことだと思います。


第355話:サナギ(銅鐸)はイザナギ!では、銅鐸や鉄鉱採取の製鉄文化を担った神を、サナギの神とし、その名に接頭語である「イ」を付け、イザナギ神になったと指摘されています。



※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、高槻、枚方、交野です。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)、卑弥呼、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 

<目次>





 

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
15時間前
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このダイダラボッチは秋田市の太平山三吉神社の化身と考えられている[45]。

太平山三吉神社 - Wikipedia

太平の城主藤原鶴寿丸三吉は郷人の面倒を良くみた名君であったが、他の豪族にねたまれ追い出されたため、世を捨てて太平山に篭り、太平山の神様即ち大己貴大神、少彦名神様を深く信仰し、修行せられて力を身につけ神様として祀られた郷土の神である。


太平山及び山麓の太平地区の名は現在「たいへい」と読まれるが、明治期までは「おいだら」と読まれており、由来を巨人「オイダラボッチ」であるとする説(秋田の今と昔)がある。


どけた山は水戸市・笠間市・東茨城郡城里町に跨がる朝房山、作った川と沼は桜川、千波湖である[47]。

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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
1日前
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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
2日前
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台与シリーズ>

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小楯姫は台与:小楯は枚方   四道将軍:日子坐王は台与! 

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