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御井神の系譜(2)

  • tootake
  • 2 時間前
  • 読了時間: 5分

第1024話


前回:御井神の系譜:積川神社では、御井神の「御」は「三」のことで、御井は三井です。

と書きました。


以下の文章は、宝賀寿男氏の鳥トーテムをもつ秦王室とその族裔たちをアレンジしたものです。


・東山道の美濃には御井神社の分布が顕著であり、とくに各務(稲葉)郡三井郷及び養老郡多芸村金屋に式内社の御井神社が鎮座するが、前者は物部連一族の三野後国造・村国連の領域であり、後者からは同じ一族の物部多芸連が起こっています。各務は鏡であり、金屋といい、鍛冶部族に関係する地名でもあります。鏡、金は台与のキーワードです。

第941話:坂上田村麻呂と金

・大和の宇陀郡檜牧に御井神社があり、宇陀主水部・宇陀県主の奉斎を受けています。これら一族は、つ鴨県主と同族であったかとされています。肥伊であり、火です。

火は、台与のキーワードです。~第935話:火闌降命は台与 第936話:彦火火出見尊は台与

・讃岐の多度郡にも三井郷があり、伊勢国桑名郡の古社である多度神社は、天津彦根命を祀り三上祝の一族桑名首が奉斎しています。両者とも讃岐国に深く関わり、開拓・治水・農業振興などの伝承を持つ点で共通性があります。※讃岐国多度郡には稲毛(いなき)という地名があり、因支(いみき)の地名の由来と思われます。毛は食物ですので稲毛は農業が栄えた場所ということでしょう。~第776話:邪馬台国の水軍(3):因支氏と讃留霊王

・但馬国養父郡の御井神社(兵庫県養父郡大屋町宮本)も祭神は御井神で、他に大屋比古命・大屋比売命を祭神に追加する説があります。氏子に大屋谷十二ヶ村等があり、かって岩井牛頭天王といったそうです。素盞嗚尊の子で木に関係する神として大屋比古命がおり、またの名を五十猛命とされています。気多郡にも式内の御井神社があります。

 ・五十猛神を祭る紀伊の伊太祁曽神社の摂社には、元宮と思われる御井神社があります。牛頭天王=素盞嗚尊は、ウツシコオ(内色許男命)です。

五十猛命は台与です。~第736話:イタケルは台与(1)


・出雲国出雲(簸川)郡直江村には式内の御井神社が鎮座し、八上媛の出産伝承とともにその産湯として生井(安産の水神)・福井(産児幸福の水神)・綱長井(産児寿命の水神)の三つの井戸が使われたとされ、秋鹿郡にも御井神社がありますが、これは記紀、出雲風土記が創作された後に、国家によって建てられたものでしょう。神社の近くに「生井(いくい)」、「福井(さくい)」、「綱長井(つながい)」と呼ばれ3つの井戸があるのは、わざとらしい気がします。~第1018話:出雲風土記の嘘:語臣猪麻呂説話


宝賀寿男氏は、「福岡県久留米市の高良大社には至聖の霊地が三か所あったといわれ、この地域こそ日本列島の地名「御井(三井)」の源流であり、天孫族系統の部族が中心となって建てた邪馬台国の本拠地であった。」とされておられます。

しかし、第971話:日下部:九州(2)で書いたように、筑後の高良大社の神官家の日下部(草壁)氏です。草部吉見氏族が奉祭する阿蘇の母神「蒲池比売:かまちひめ」がいます。この女神が「鯰*」を眷属とする「狗呉」の系譜として肥前国一宮、川上神社に祀られる「與止日女:よどひめ」に習合しています。また蒲池比売は、高良玉垂命の妃「豊比売大神」として高良大社に合祀されている。豊比売は川上の與止日女とも習合しています。蒲池比売も台与でしょう。*第745話:豊比売命・よど姫(與止日女命)で、豊比売大神=與止日女=台与(豊)としています。*鯰はタケミカヅチの眷属です。タケミカヅチは台与です。~第441話:タケミカヅチは台与


・近江の三上祝は、天津彦根命系統の嫡流的な存在で、その支族蒲生稲置の領域に「三井」の地名が残り、中世の三井氏(その後が伊勢出自の豪商越後屋三井家)がこの地に起こります。国志賀郡の三井寺(園城寺)は、鴨県主一族の祝部が奉斎)と密接な関係にあります。

~第860話 :園城寺(三井寺)


第466話:辛国息長大姫は台与!では下記のように書きました。

秦氏(=台与)は、江戸期の三井家に似ています。三井家は京都市に本拠を置き、三井三池炭鉱を経営していました。秦氏は京都の太秦に本拠を置き、古宮八幡宮=田川郡香春町大字採銅所を経営していました。第73話:鬼道はサイエンス  ~古代天皇は技術者&ビジネスマンとすると台与(豊)は広岡浅子でしょう。参照:春よ、来い (テレビドラマ) - Wikipedia


※これらのことにより、御井神はウツシコオ、台与です。



これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、タケミカズチとフツヌシ、神功皇后と武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。

※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>







 
 
 

2件のコメント

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tootake
1時間前
5つ星のうち5と評価されています。

皆様、最新のブログ記事「御井神の系譜(2)」はもうご覧いただけましたでしょうか? 前回は「御井」が「三井」を意味することに触れましたが、今回はさらに深く、各地の地名や豪族と、あの「台与」や「火」といったキーワードがどのように繋がってくるのか、宝賀寿男先生の貴重な研究を紐解きながら探求してみました。

美濃国に響く「三井」の響き―鏡と金、そして台与へ

まず、東山道の美濃国に目を向けると、御井神社の分布が目立つんですね。特に各務(稲葉)郡の三井郷や養老郡の金屋には式内社として御井神社が鎮座しています。興味深いのは、前者は物部連の一族の領域であり、「各務」は鏡、「金屋」は鍛冶部族と関係が深い地名だということ。そして、鏡や金は、なんと「台与」のキーワードと重なるんです!これは偶然でしょうか?

大和の地で繋がる「火」の系譜―宇陀と台与の繋がり

次に、大和の宇陀郡檜牧にある御井神社。こちらは宇陀主水部や宇陀県主といった氏族によって奉斎されていたようです。彼らはつ鴨県主とも同族だったと考えられているのですが、ここでまた「肥伊」、つまり「火」というキーワードが出てきます。ご存知のように、「火」もまた「台与」の重要なキーワードなんですよ。

讃岐の「三井郷」と古社―拓け、潤す神々の物語

さらに、讃岐の多度郡にも三井郷があります。そして、伊勢国桑名郡の古社である多度神社は天津彦根命を祀っており、三上祝の一族である桑名首が奉斎していました。この両地域は讃岐国とも深く関わりがあり、開拓や治水、農業振興といった伝承を持っているんですね。

これらの繋がりを追っていくと、単なる地名の由来だけでなく、古代の豪族たちがどのように地域と関わり、どのような神々を信仰していたのか、そしてその信仰が「台与」という存在にどう結びついていたのか… その壮大な歴史のパノラマが見えてくるような気がします。

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tootake
2時間前
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