茨城県の邪馬台国(3)近津神社:オモダル・アヤカシコネ
- tootake
- 1月19日
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更新日:1月21日
第932話
近津神社(ちかつじんじゃ)は、茨城県久慈郡大子町にあります。
社伝によると日本武尊の創建とされ、慶雲4年(707年)に社殿が建てられたといいます。
祭神は、オモダルとカシコネです。二神は、兄弟とされ、古事記では兄を淤母陀琉神(オモダル)、妹をアヤ・カシコネ(阿夜訶志古泥神)、日本書紀では兄を面足尊、妹を綾惶根尊(アヤカシコネ)と表記します。
古事記では、神世七代の第六代の神とされ、兄淤母陀琉神が男神、妹阿夜訶志古泥神が女神です。オモダルは「完成した(=不足したところのない)」の意、アヤカシコネはそれを「あやにかしこし」と美称したもの。つまり、人体の完備を神格化した神です。
オモダルは、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)=難升米の別名である思兼神から転じた名前だと思います。
日本書紀には「思兼神」と記され、「思」は思慮、「金」には「兼」の字を充て、「多くの思慮を兼ねている神様」とされ、思金大神のお働きを「深謀遠慮」と表現されており、将来を見据えたビジョンを描く知恵の神であります。思金大神は、天地開闢のはじまりに現れた造化三神の一柱・タカミムスビノカミ(高皇産霊神:高木神)*の子で、生まれながらの知恵者です。天照大神の臣の最上位である左の臣を拝命し、遷都の采配を任され、神代の教えを説かれました。 *高木神もウツシコオです。~第246話:高御産巣日神(高木神)
第929話:茨城県の邪馬台国(2):武生神社と坂上田村麻呂
では、下記のように書きました。
オオトノヂ(意富斗能地)の「地」は男性、オオトノベ(大斗乃弁)の「弁」は女性の意味で、「オホト」は、男女の性器と考えられています。神話ではこの二神に続き、まず地面または体が不備なく整った淤母陀流神(オモダル)・阿夜訶志古泥神(アヤカシキネ)が現れ、次に出現した伊邪那岐・伊邪那美二神の国生みにより国土(大八嶋国)が誕生し、その際、二神による交合が行われたおり、これは、イザナギ、イザナミの神話と同じです。
第871話:カムロキ・カムロミ:イザナミは台与で書いたように、男女2神は、夫婦ではなく、ウツシコオ・台与の親子です。
オオトノヂ(意富斗能地)は、ウツシコオ(内色許男命)=スサノオ(津田の王)で、オオトノベ(大斗乃弁)は台与です。
つまり、淤母陀流神(オモダル)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネ)は、ウツシコオと台与のコンビです。
アヤカシコネ(阿夜訶志古泥神)の「阿夜」は感動詞、「訶志古」は「畏し」の語幹、「泥」は人につける親称と解し、名義は「まあ、畏れ多い女子よ」とし、淤母陀琉神と同様の理由で、女陰のあらたかな霊能に対して恐懼することの表象と考えられています。
関西では、頭の良い子供のことを「カシコ」と呼びます。カシキネは「カシコ」が転じたものでしょう。台与は13歳で邪馬台国の大王になっていますから、相当かしこかったことは確かです。
近津神社(ちかつじんじゃ)の祭神として、シナツヒコも祀られています。古事記では志那都比古神(しなつひこのかみ)、日本書紀では級長津彦命(しなつひこのみこと)と表記されます。第695話:ヤマトタケルの足跡を訪ねて(5)~島穴神社では、シナツヒコは、ヤマトタケル=台与と書きました。
近津神社(ちかつじんじゃ)は、社伝によると日本武尊の創建とされるのは、ヤマトタケルが台与だからです。茨城県久慈郡大子町については、前回:栃木県の邪馬台国(2)日光二荒山神社で大子町の「大子」=「太子」であるなら、太子=聖徳太子=台与ということになります。と書きました。
これまでの記事はこちらです。
※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。
・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。
※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。
~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。
記紀の登場人物をスサノオ(津田の王)=ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。
※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。
神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、
アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)
聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)
※台与(豊)は魏志倭人伝に書かれいる13歳で邪馬台国の大王(天皇)に即位した人物のことです。
※ウツシコオは魏志倭人伝に書かれている難升米のことです。
・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。
<目次>
