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石切神社~饒速日と長脛彦

  • tootake
  • 2023年6月21日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月3日

第9話


結婚してからは信心深いというか迷信深い妻の影響で石切神社には年に四五回お参りに行っています。国道168号で天の川に沿って行くと岩船神社(交野市私市)そこは饒速日が天下ったところです。さらに四条畷をすぎるとそこはクサカです。日下は本来なら草賀と書くべきでしょう。ここでポイントとしてのは“日”でしょう。


神武は九州の日向(ひゅうが、ヒムカ)を出て、日に向かって進みたどり着いたのが草の茂った里、ここを目的地だと思い日の下(ひのもと後の日本)をクサカとしたのです。

東はひむかし(日向かし:ひんがし)、西はいにしへ(古と書いてイニシエと読む)

つまり東は未来で西は過去です。これにより西から東へ移動したのだと私は納得していました。


神武天皇が最初に河内に上陸したとされるのは白方津です。日下(くさか、ひのもと)に上陸したともいわれていますが、白肩は枚方と考えるべきでしょう。

神武天皇も私が石切神社に向かう同じ旧道を通って、枚方、四条畷からクサカ(孔舎衙とも地元では表記されています。)に進んだのです。

でもそこには先住者がいました。長脛彦(ナガスネヒコ)と饒速日(ニギハヤヒ)です。

ここで神武は長脛日と戦い敗れて紀ノ國(木の国)に逃れます。

最初のころは私も神武東征の話を信じていました。

しかし最近では神武は架空の天皇だというのが常識になっています。神武は崇神の「神」と天武の「武」を組み合わせた名前です。


神武は磐余彦(イワレヒコ)で幼名はサノとされています。大阪府南部には佐野という地名があります。今は泉佐野です。イワレ彦(神武)はそこの出身とする説もあります。磐余は奈良県桜井市の南部です。磐余神社 奈良県橿原市中曽司町 祭神は狭野火火見彦命 つまりサノです。

アイヌ語で足の長い人のことをイシキリというそうです。私はナガスネヒコはアイヌ人つまり蝦夷とよばれた縄文人ではないかと思っています。近畿地方では縄文人と弥生人が割と近くで仲良く共存していた痕跡があるからです。

ここからは妄想です。

河内の豪族であった饒速日が縄文人の長脛彦とその一族を傘下にして南河内でのんびり暮らしていたところへ、疫病に襲われ離散したミシマの人々が長脛彦の縄張りに押し寄せてきて争いになったのかもしれません。イワレ彦(サノ)は一群の大将として長脛彦と戦いました。崇神朝での権力闘争だったとしたら、これが卑弥呼が死んだ後の倭国の大乱でしょうか?

古事記には崇神天皇の妃の筆頭に紀ノ國の造(ミヤツコ)アラカハトベの娘が記載されていることから、紀ノ國は制覇していたようです。イワレ彦はそのあたりで崇神朝に合流したのでしょう。

石切神社は饒速日を祀る神社です。長脛彦(イシキリ)は饒速日に裏切られ殺されたとされているのですが、東北に逃げたという伝説もあります。十三湖のあたりです。十三はトミと読めます。トミは登美で長脛彦の領地(縄張り)です。


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石切神社の社家である木積氏は穂積氏の末裔とされています。

木積氏の邸宅は石切神社の前にあり、毎回、木積氏のお嬢様に直接会ってお祓いをしてもらっています。石切神社の上之社にある婦道神社では弟橘姫(オトタチバナ姫)も祀られています。木積氏の邸宅は石切神社の前にあり、毎回、木積氏のお嬢様に直接会ってお祓いをしてもらっています。石切神社の上之社にある婦道神社では弟橘姫(オトタチバナ姫)も祀られています。木積氏は、卑弥呼、素戔嗚、台与の子孫です。




※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、守口、寝屋川、茨木、吹田、高槻、枚方、交野です。

※このブログでは、魏志倭人伝:古事記・日本書紀の登場人物は三人だけとしています。

 ~古事記、日本書紀の作者(編纂者ではない)たちも魏志倭人伝しか資料がなかったのです。

記紀の登場人物をスサノオ(津田の王ウツシコオ(内色許男命)=難升米、卑弥呼=天照大神、台与(豊)に当てはめる作業をしているのです。

※台与とウツシコオのコンビとは、以下です。前者が台与です。

神武天皇と八咫烏、フツヌシとタケミカズチ、神功皇后 武内宿祢、応神天皇と武内宿祢、

アメノウズメと猿田彦、ニギハヤヒ(饒速日)とナガスネヒコ(長髄彦)

聖徳太子と蘇我馬子・秦河勝、五十猛(イタケル)とスサノオ(素戔嗚)

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>

   

 
 
 

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tootake
08 oct. 2023
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