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狂心渠(たわむれごころのみぞ)

更新日:10月22日

第477話~天香久山は香春岳


#邪馬台国 #台与 #狂心の渠(たぶれごころのみぞ) #古宮八幡宮 #斉明天皇


日本書紀には、斉明天皇が、大規模な土木工事として「狂心の渠(たぶれごころのみぞ)を造ったと記述されています。


斉明天皇は、「水工(みずたくみ)をして渠(みぞ)穿(ほ)らしむ。香山(香久山?)の西より、石上山に至る。舟200隻をもって、石上山の石を積みて、流れのままにひき、宮の東の山に石を累(かさ)ねて垣とす」とあり、香山の西側から3万人を動員して水路を掘らせ、7万人を動員して現在の天理市の石上(いそのかみ)付近と考えられる石上山から、舟で石を運ばせたする記述があります。宮とは当時の後飛鳥岡本宮、東の山は酒船石遺跡の石垣遺構に当たると考えられています。この水路は、香具山の西から現在の天理市付近の石上山(いそのかみのやま)までに至るとされています。


「狂心」とされるのは、大工事である運河開削が何のために何の役に立つのか分からないからです。


◎この「狂心の渠」は、九州の香春町にあると言う説があります。


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福永晋三先生のタイトル「万葉集の軌跡-倭歌が解き明かす古代史 それは香山(かぐやま)の東にあった!


を参考にまとめますと下記のようになります。


・香春三ノ岳(香山)の西からの地下水路と大坂山(福岡県田川郡)からの地下水路ある。

 宮原盆地の謎の地下水路と言われ、香春町の北部、採銅所井堀付近から瀬戸、通称六十尺鉄橋といわれる日田彦山線の第二金辺川橋梁近くまで約四キロに及ぶ石作りの地下水路が存在している事を知っている人は地元においても少ない。この水路は通称〝吹き出し〟と呼ばれている。数本の水路があるらしいが、代表的なものは宮原の小松氏宅にあり、水量温度、共に季節には関係なく不変である。

・江戸時代に作られたらしいが、はっきりした築造年代は不明である。

・何の目的で作られたのか全く不明。誰が作ったのかも不明。始点、終点共に不明。


※「宮原盆地の謎の地下水路」も四キロメートルにも及ぶサイフォン式地下水路でしかも石造りであるからには、大規模な水利工事であることは疑いようがない。


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ここからは私の記事です。


「香春岳三ノ岳」こそが「天香久山」です。日本書記には香山とあり、香具山とは書いていません。

・高度な土木工事ということは秦氏が関わっていると思われます。

・香春町の北部、採銅所とは香春神社のあるところです。古来銅の産出で有名な香春岳の山麓にあり、古宮八幡宮は大字採銅所にあります。ここは筑豊地域でかつては三池炭鉱(*注下記)で賑わった地です。「香春」(かはる)はもともと「カル」。「カル」は、金属とくに銅のことです。古宮八幡宮の祭神は、豊比売命=トヨ(台与)です。辛国息長大姫は台与!

・第459話で書いたように台与と秦氏の関係は密接なものだったと思われます。hidemaru3375.com/post/台与と秦氏

・記紀では、「神武天皇が大和に入る際、天津神の夢告があり、天香久山の土を取って来て、それで土器を作り、、、」とあり、日本書紀の別伝によると、「石凝姥を以て治工(たくみ)として、天香山の金(かね)を採りて、日矛を作らしむ、、」

とあります。これらのことにより、天香山は鉱山だったことが分かります。しかし、奈良県にある現在の天香山は鉱山だったとは思えません。

高倉下の別名は、天香語山命です。天香語山命は尾張氏の祖とされています。台与も尾張氏の祖と思われます。第370話:とよ(乎止与命・台与・臺與)


これらのことにより、天香久山は奈良県にあるは天香久山ではなく鉱山であった香春岳であると思われます。斉明天皇は台与(トヨ:豊)です。


狂心の渠は、稲作のために使用されたのではないとすれば、掘り出した鉱物を選別する選鉱の過程でしようする大量の水を確保するためのものだったのでしょう。

香原(高良)は、秦総合商社(=邪馬台国)の九州本店です。

(*)秦王国といわれていた豊国は、秦総合商社(邪馬台国)・九州支店です。秦総合商社(邪馬台国)の本店は山背国(やましろ)、紀郡(きのこおり)深草里(京都市伏見区)です。秦大津父と平原広沢

秦総合商社(=邪馬台国)の社長は秦大津父ウツシコオ(内色許男命)スサノオ(津田の王です。


※これまでの記事はこちらです。


※このブログは、御牧国(ミマキ国)が邪馬台国であるという前提の上で書いています。

・ミマキ国は、茨木、高槻、枚方、交野です。

・今までのところ矛盾なくここまて書き続けています。矛盾している箇所があれば、その矛盾点をヒントとして次の記事としています。 


<目次>




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秀丸 遠嶽
秀丸 遠嶽
20 de out.
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自分

仏教の四つの聖地とは?

仏教の四大聖地は、仏陀(釈迦)の生涯における重要な出来事に関連しています。

  1. ルンビニ(Lumbini):ネパールにあり、釈迦が生まれた場所。

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  3. サールナート(Sarnath):インドのバラナシ近くにあり、釈迦が最初に教えを説いた場所。

  4. クシナガラ(Kushinagar):インドにあり、釈迦が亡くなった場所。

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